ハリウッド版『オールド・ボーイ』の気になる助演キャラをチェック!の巻

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せっかくなので『オールド・ボーイ』(13)ネタであと1つ書きます。
今回は映画の出演者について。
…と言っても、主要キャストは有名どころばかりだし、
あちこちで語り尽くされていると思うので、
ここでは助演キャラを演じた俳優に絞ってあれこれ書かせて頂きたいな、と。

今回のリメイク版で個人的にイチオシなのが、
主人公ジョーの旧友チャッキー役のマイケル・インペリオリ。
韓国版でいうところのジュファン役です。
リメイクにあたって、ネットカフェ経営者からバーのオーナーにジョブチェンジしてます。

濃さが魅力のマイケル・インペリオリ
濃さが魅力のマイケル・インペリオリ

マイケル・インペリオリで最も印象深い役といえば、
何と言っても『グッドフェローズ』(90)のスパイダーでしょう。
カードゲームの最中に悪ノリしたジョー・ペシに脚を撃たれた挙げ句、
後日ペシに向かって悪態をついて撃ち殺される哀れな青年役でした。

その後も生来の”濃い”顔立ちを活かして、
『ラストマン・スタンディング』(97)のジョルジオ役や、
『ザ・ソプラノズ/哀愁のマフィア』のクリス・モルティサンティ役などのイタリア系マフィアや、
ワタクシの好きなドラマ『ニューヨーク1973/LIFE ON MARS』の男尊女卑なレイ・カーリング刑事役、
『クロッカーズ』(95)のJo-Jo刑事役、
『ラブリーボーン』(09)のレン・フェナマン刑事などのデカ役で需要増。

スパイク・リー監督作とも縁が深く、
『ジャングル・フィーバー』(91)、『マルコムX』(92)、『クロッカーズ』、
『ガール6』(96)、『サマー・オブ・サム』(99:兼共同脚本)に出演しております。
久々のスパイク・リー作品への出演ですね。
何だかんだでインペリオリの出演作はかなり観ております。
『ザ・コール [緊急通報指令室]』(13)は全くいいところのない気の毒な役でしたが、
果たして今回のキャラはいかに?

細面のジェームズ・ランソン
細面のジェームズ・ランソン

そしてもう一人の注目俳優は、
本作のヒロイン・マリー(エリザベス・オルセン)の仕事仲間の医者、
トム・メルビーを演じたジェームズ・ランソン。
WWEのレスラー、アルベルト・デル・リオを細身にして繊細にしたような感じのこの人、
最近メジャー映画でもよく見かけるようになりました。

この人の出演作で最もよく見られたであろう映画は、
恐らくスパイク・リー監督作『インサイド・マン』(06)ではないかと。
銀行強盗団の一人、通称「スティーブ・O」を演じておりました。
あとはイーサン・ホーク主演のスリラー『フッテージ』(12)が割と大きい役だったかなー。
怪現象に悩まされるホークに協力的な若い警官役でした。

『オールド・ボーイ』では持ち前の困ったような顔を活かして、
「マリーに好意を寄せているけど、ジョーがいるので一歩退いてます」という、
押しの弱そうな青年医師を好演。

 

その他の脇役キャラでは、
ジョーが慇懃無礼な言動で機嫌を損ねる取引先相手、
ダニエル・ニューカム役のランス・レディックの顔にピンと来る海外TVシリーズファンも多いのではないかと。
この人、『FRINGE フリンジ』のフィリップ・ブロイルズです(『LOST』のマシュー・アバドンでも可)。
『ホワイトハウス・ダウン』(13)にも頭のカタそうな将軍役で出てましたが。

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このあとヒドいことになるチンピラ役のラミ・マレック。

あとは先日『ニード・フォー・スピード』(14)のトピックで書かせて頂いた、
ジョーに問答無用で頭を金槌でカチ割られるチンピラ役のラミ・マレック。
このシーンは予告編でもフィーチャーされているので、
若手俳優にはある意味オイシイ役だったのではないかと。

シャールト・コプリー演じるエイドリアンの用心棒兼愛人(?)、
「黄色い傘の女」ことハエン=ボク役のポム・クレメンティフ。
韓国版「オールド・ボーイ」の室長役に近いキャラ。

韓国版『オールド・ボーイ』の室長役にあたるキャラ。
韓国版『オールド・ボーイ』の室長役にあたるキャラ。

まぁせっかくスパイク・リー久々の劇場映画を観るわけですから、
主演から助演に至るまで、
出演者の熱演も是非つぶさにご覧頂きたい所存であります。

 

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