先日…と言っても数週間ほど前の話になりますが、
La-La Land Recordsから『チャーリー・モルデカイ』(15)と『ラスト・リベンジ』(14)のサントラ盤が届きました。
どちらもレーベル直販だと、
先着順で作曲家のサイン入りのものが届くことになっていたのですが、
割と遅めのタイミングでの購入だったにもかかわらず、
ジェフ・ザネリとフレデリック・ウィードマンのサイン入り。
「こいつはラッキー!」と思った反面、
「ひょっとして、あんまりセールスが動いてないのかしら…?」と余計な心配をしてしまいましたが。
まぁ確かに『チャーリー・モルデカイ』は興行的にコケたみたいですし、
『ラスト・リベンジt』もプロダクション側が監督に断りなく勝手に映画を再編集して、
監督のポール・シュレイダー、製作総指揮のニコラス・ウィンディング・レフン、
主演のニコラス・ケイジやアントン・イェルチンが作品をボイコットするよう呼びかけるという、
いわくつきの映画になってしまいましたが…。
『ラスト・リベンジ』のサントラはまだしっかり聴いてないし、
映画本編も観ていないので何とも言えませんが、
『チャーリー・モルデカイ』の音楽はなかなかいいですね。
60~70年代イギリス/フランス映画のようなちょっとレトロでオサレな音作りがたまりませぬ。
アデルやエイミー・ワインハウスのアルバムプロデュースを手掛けた、
マーク・ロンソンの参加による影響が大きいのでしょうか。
サウンドの傾向はちょっと違いますが、
『オーシャンズ』シリーズでデヴィッド・ホルムズが聴かせるオサレ&グルーヴィーなノリに近いかも。
映画の評価はさておき、「買ってよかった」と思えるアルバムでした。
映画のサントラというのは、
「映画本編はアレだったけど音楽はよかった」ということもよくあるので、
(その逆のパターンはあまり見当たらない気がしますが)
ハマるとなかなか面白い世界です。
ちなみにワタクシはジョニー・デップがプロモーションで来日して、
初日の会見をドタキャンしたものの夜のプレミアには出席して、
次の日にちゃんと記者会見した熱意と、
土壇場のトラブル対応に追われた配給会社さんを労う意味も込めて、
『チャーリー・モルデカイ』をちゃんとお金を払って観に行きました。
この映画、ポール・ベタニーにこういう役をやらせていいんだ!と分かったのが最大の収穫だと思います。