先月は映画音楽家マイケル・ダナさんの誕生日でした。
ワタクシ大体いつもこの時期にマイケルさんのお誕生日祝いをして、
お互いに近況報告をするような流れになるのですが、
今年のマイケルさんはトロント・シンフォニー・オーケストラによる『ライフ・オブ・パイ トラと漂流した127日』(12)演奏会のプレミアに招待されたようで、
「素晴らしい誕生日になったよー」と言ってました。
で、映画音楽のお仕事のほうも順調なようで、
「秋に3つの作品が公開になるよ!」…と言っていたのですが、
その3つの作品すべてサントラ盤がリリースされることになったようです。
まず1つ目が『The Breadwinner』(17)という作品。
マイケルさん曰く「アフガニスタンのある少女を描いたアニメーション映画」とのこと。
お次は『The Man Who Invented Christmas』(17)という作品で、
チャールズ・ディケンズがクリスマス・キャロルを執筆した過程を描いた伝記映画。
ディケンズ役をダン・スティーヴンスが演じてます。
そして3つ目はNetflixのミニシリーズ『Alias Grace』(17)。
実際に起きた殺人事件に着想を得たマーガレット・アトウッドの小説をベースにしたドラマで、
『スウィート ヒアアフター』(97)のサラ・ポーリーが脚色・製作を手掛けています。
『またの名をグレイス』の邦題がついているので日本でも試聴出来る模様。
「日本で映画が公開されたら、またライナーノーツで一緒に仕事できるといいねぇ」とマイケルさんがおっしゃってくれましたが、
『The Breadwinner』と『The Man Who Invented Christmas』の日本公開はどうなるかな…?
特に後者はクリスマスシーズンの公開を逃したらまずDVDスルーになりそうな感じだし、さらにサントラ盤の国内版リリースとなると、
『The Breadwinner』はソニー系のレーベル、
『The Man Who Invented Christmas』はユニバーサル系のレーベルからのリリースということで、
近年どちらも国内盤のリリースにちょっと消極的な感じなので難しいかな、と思ったりもします。
(ちなみに『Alias Grace』のサントラはLakeshore Recordsからのリリース)
無論、日本盤がリリースになろうとなかろうと、
日本で映画が公開されようとされまいと、
ワタクシはちゃんとサントラ盤を購入させて頂きますが。
とはいえ「ダナマニア」を自称するワタクシとしては、
国内盤リリースの際には是非サントラ盤ライナーノーツを書かせて頂きたいなと思っております。
何しろ弊社でダナ兄弟のアルバム(「ケルティック・ロマンス」)をリリースしてますし、
マイケル&ジェフ・ダナ兄弟とのお付き合いも10年以上になりますし、
彼らへの独自インタビューも出来ますので。
マイケル&ジェフ・ダナ兄弟のサントラ盤ライナーノーツ執筆のお仕事は、
是非ワタクシめにお任せ下さい、とこの場を借りてアピールさせて頂きたいと思います。