先日、BANGER!!!にスティングの映画音楽コラムを書きました。
『卒業白書』『レオン』……スティングの映画主題歌・挿入歌を振り返る
10月の来日公演が迫っているぞ!!| BANGER!!!
https://www.banger.jp/movie/18752/
ワタクシはブライアン・フェリーと同じくらいスティングが大好きなので、
「映画に提供した曲について何か書きたい」と常々思っておりました。
そしたらちょうど10月に来日公演があるということで、
このタイミングに合わせて長年温めていたネタを書いちゃおうかと思い立った次第です。
以前のブライアン・フェリーの映画挿入歌コラムは、
諸般の事情で来日公演”後”に原稿を書いたのですが、
今回は来日公演のプロモーションになるように、
公演”前”に拙稿が掲載されるようにしようと急ピッチで原稿を書きました。
で、まぁ当初から予想はしていたのですが、
指定された文字数でスティングの膨大な映画主題歌・挿入歌を全部紹介するのはさすがに難しい。
俳優としてのキャリアにも触れたかったのだけれども、そうなると文字数がますます足りない。。
ひとまずBANGER!!!のコラムでは比較的知名度の高い作品と、
近年語られる機会の少ない作品をざっくりご紹介してみました。
超有名作品ばかりご紹介しても「そんなの言われなくても知ってるよ」となってしまうし、
マイナーな作品ばかりご紹介しても「全然知らない。もっと有名なのないの?」と言われてしまうので、このあたりのバランス配分が難しい。
…というわけで、諸般の事情で書きたくても書けなかったスティングの楽曲提供作品については、今回のブログで補完させて頂きたいと思います。
例えばスティングが映画初出演作『Radio On』(79)でエディ・コクランの”Three Steps To Heaven”を歌っていたネタなどはマニアックすぎるので割愛。
『48時間』(82)でエディ・マーフィが”ロクサーヌ”のサビ部分を歌っていた件は、 ネタとしては非常にオイシイものの、 ポリスの原曲を使っていたわけではないのでこれも割愛。
同様の理由で「ほかのアーティストがポリスの曲をカヴァーしていたサントラ」も拙稿から外しました。
『ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12か月』(04)のサウンドトラックで、 スティングが”We’ll Be Together”をアニー・レノックスとデュエットしていたのですが、
正直なところワタクシ『ブリジット・ジョーンズの日記』シリーズが苦手なもんで、 本編をほとんど観ていないのでこちらも割愛させて頂きました。。
“Englishman in New York”については、
ダニエル・デイ・ルイスの『イングリッシュマンinニューヨーク』(88)と、
ジョン・ハートが実在の老作家クエンティン・クリスプを演じた『イングリッシュマン・イン・ニューヨーク』(09)の両方で使われていて、
曲の使われ方としては後者の映画の方がテーマと合致している(歌のモデルになったのがクリスプ本人だから)ということを書きたかったのですが、
いかんせん文字数が足りなくて上記のような細かい解説が書けなかったのと、 2009年の映画の方は観る機会がなくて自分の目で(耳で)曲を確認しようがなかったということで、 BANGER!!!のコラムのネタからは泣く泣く外しました。
『SOMEWHERE』(10)で使われた”ソー・ロンリー”は「Guitar Hero 5」のゲーム中の音楽という使われ方でしたが、
「どうしてドラマーがブサイクなんだ?」
「変なポリスだよな」
(原語では「こんなのスチュワート・コープランドじゃないよな」的なセリフでした)
…というセリフのやり取りがあったりして、ソフィア・コッポラらしいなと思いました。 これも字数の都合で書けなかったネタです。
あと『マイ・フレンド・メモリー』(98)の主題歌”The Mighty”のPVで、スティングがアンディ・サマーズと共演していた記憶があります。
これも当時の自分の記憶だけで確認しようがなかったので、 BANGER!!!コラムでは書かないでおくことにしました (記憶違いだったらいけないので)。
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ちなみにスティングの映画主題歌・挿入歌集「アット・ザ・ムーヴィーズ」は、 1997年リリースの初期バージョンと、
「マイ・ファニー・ヴァレンタイン」が入っている後期バージョンで収録曲が微妙に違います。
「ディス・カウボーイ・ソング」を聴きたかったら初期盤を買うしかない。
でも収録曲は後期盤のほうが充実度が高いので、どちらを買うべきか悩みどころでもあります。
どっちのバージョンももう廃盤なので、 ひとまず在庫があるうちに買っておいた方がよろしいかと思います。
今回の来日公演でも、映画に提供した曲を何曲か演奏してくれるのではないかと思うので、
スティングも洋画も好きな方は観るべきライブではないかと思いますよ。
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