先週末、某ショップで予約注文していた『マトリックス レザレクションズ』(21)のサントラ盤が届きました。
マトリックス レザレクションズ 通常CDプレス版 (限定枚数) – amazon
ワタクシはコロナ禍以降映画館に全く足を運ばなくなったので、未だに映画本編を観ていないのですが、いずれブルーレイか配信で観るとして、サントラは先に入手しておこうと思って予約注文した次第です。
…というのもこのサントラ盤、ランブリング・レコーズさん担当の製品は初回導入分のみ通常CDプレス盤として発売され、その後の追加分はオンデマンドCD-R盤になるらしいのですね。
普段だったら「映画本編を観てから買う」のですが、その頃には流通しているのがオンデマンドCD-R盤だけという事態になりそうな気がしたので、あとで「買っときゃよかった」と後悔する前に初回導入分を早めに入手しておこうと思ったわけです。
結果、ちゃんとしたCDプレス盤を入手出来たのでホッとしております。
CDプレス盤2枚組で3,850円なら”買い”でしょう。
音楽担当は前3作のドン・デイヴィスから、ジョニー・クリメック&トム・ティクヴァに交代。
クリメックとティクヴァは以前ラインホルト・ハイルも加えた3人で”PALE 3″を名乗っていたのですが、ハイルが脱退して現在は2人で活動中。
ジャーマンテクノ系スコアが炸裂した『ザ・バンク 堕ちた巨像』(09)はPALE 3での担当作品でしたね。
『マトリックス レボリューションズ』(03)にも少しだけ参加していたから、『クラウド アトラス』(12)、『センス8』(15,16)を経て本作でウォシャウスキー監督とは18年近く縁があるということになりますか。
ドン・デイヴィスが手掛けた『マトリックス』(99)のスコアは、ジョン・アダムスらポストモダンの音楽に影響を受けたサウンドで、当時まだ若かった筆者にはかなり難解に思えたものです。
まだざっとしか聴いていませんが、『レザレクションズ』のクリメック&ティクヴァのスコアは、デイヴィスの素材を活用しつつ、もう少し万人向けの(聴きやすい)アプローチがとられている印象を受けました。
あの特徴的な金管楽器の短いフレーズを聞くと、「あぁ、『マトリックス』の音楽だなぁ」と感じられますが。
Disc1が全24曲・収録時間77分で、
Disc2は11曲全てリミックスバージョン。
Disc2はボーナスディスク的な扱いで、リミックス版のスコアは本編未使用なのかな(未見なので確認出来ず)。
CDプレス盤がいつ在庫切れになるか分かりませんので、気になる方は早めの購入をオススメします。