米中間選挙とWWE

何週間か前の毎日新聞で、「戦うプロレス界の女傑」という見出しでリンダ・マクマホン女史の選挙の話題が載ってました。

「WWE元CEO 必殺技は”雇用創出”」っていう小見出しがイカす。

しかも中の記事では「(リンダ・)マクマホン氏自身もしばしばリングに登場し、レスラーにパイルドライバーを食らって失神するなど、体を張って会社の成長を支えてきた」なんて書いてあって笑ってしまった。WWEを知らない人が読んだら「え? この人本当に失神したの? 女だてらによくやるわー」と思われそうですが、これはそういうアングル(お芝居)だったので念のため。ちなみに下手人はケインでした。

それにしても、リンダさんはコネチカット州から上院選に立候補したんですねぇ。ハンターさん(HHH)の地元だから、ビンスに「貴様も手伝え!」とか言われて、シェインとかステフと一緒に選挙活動の手伝いをさせられているんじゃないだろうか(RAWになかなか復帰しないのもそのせい?)。

新聞の記事によると、リンダさんはやや苦戦中なのだとか。理由は紙面でもいろいろ分析してたけど、僕が思うに最大の原因は「WWEが軍と親密すぎるから」ではないかと。前回のRAWでマイケル・コールが「WWEがいわれのない政治的バッシングを受けてます!」というような事を言ってましたが、たぶん民主党の中傷キャンペーンでこのあたりの事を指摘されたんじゃないかなーと思ってしまいました。

WWEはメイク・ア・ウィッシュとかリーディング・チャレンジのようなボランティア活動に積極的に参加していて、この事はすごく立派だし素晴らしいと思います。でもその一方で、番組内では「米軍をヨイショしすぎじゃない?」と感じてしまう事も多々あって、両極端な面を同時に見てしまうと何だかとても複雑な気持ちになってくるのです。まぁ、あれだけ軍を支援していれば今回の上院選でもそっち方面の票は確実だろうけど・・・。実にアメリカらしいというか何というか。

果たしてコネチカット州の選挙はどんな結末を迎えるのやら。