「男前じゃなくなった」コーディ・ローデス

以前ほど面白くなくなってきたな、という感が拭えない最近のWWEですが、Smackdown!所属のコーディ・ローデスは相変わらず面白くてナイスです。

「男前(Dashing)のコーディ・ローデス」で売っていたのも今は昔。ミステリオに619を喰らったら、ヒザの装具部分が顔面を直撃。鼻を負傷して再建手術を受けた結果顔が醜くなり(多分そう思いこんでいるだけ)、日常生活でも顔面保護のマスクが欠かせなくなって性格もねじ曲がってしまったというサイコな役柄を演じてます。

顔が醜くなったと言うわりには、マスクを取ったらいつも通りの顔なのですが、何しろ男前で売っている人なので、「再建手術後間もない頃の醜くなった顔が忘れられず、完治した今もトラウマになっている」という解釈でOKなのでしょう。入場曲が思いっきり暗くなったのと、入場時のビデオが

“Grotesque!!”
“Disfigured!!”
“Lashes Out!!”

・・・などと見出しの書かれたタブロイド誌のコラージュになっているのが笑える。そんなにトラウマになってるなら、こんなタブロイド誌を入場ビデオに使わないって。

最近は「お前らは顔も心も醜いから紙袋を被れ!」とか言いながら、アシスタントに命令してお客さんに紙袋を配っているのですが、これがまた最高。客も「最低野郎!」とか言ってるわりに喜んで紙袋を貰って頭に被ってるし、コーディはコーディで「心優しい俺がわざわざ自腹を切って(紙袋を)用意してきてやった」とか恩着せがましい事を言ってるし、可笑しすぎる。紙袋の値段なんてたかが知れてるでしょうにねぇ。

コーディがサイコ系のヒールをやるとは思いもしなかったけど、なかなかうまく演じている感じ。ま、ローデス一家はもともと芝居がかったキャラが巧い家系ではありましたが。

唯一気がかりなのは、どうやって元のキャラに戻るかって事かなー。

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