最近のWWE、ザック・ライダーが復調気配らしい。
ライダーと言えば、4,5年前くらいにカート・ホーキンスと兄弟タッグチーム「メジャー・ブラザーズ(ブライアン・メジャー&ブレット・メジャー名義)」でECWにデビューして、SD移籍後にヒールキャラだったエッジの舎弟になって(この時、2人とも外見をエッジそっくりにした)タッグ王座を獲得したあたりが一番輝いていた頃だった記憶があります。エッジと絡んでたのでそこそこプッシュされてたし。
で、確かライダーのECW移籍でタッグを解消してから現在のキャラ(いわゆる「チャラ男」風)になったと思いますが、「ブランド移籍でタッグ解消→扱いが悪くなってポシャる」というWWE中堅スーパースターが陥りやすい悪循環にハマってジョバー三昧。決めゼリフの”Woo, Woo, Woo, You know it”も一部のコアなファンにしか流行らなかったような・・・。正直、そろそろライダーもクビかしらと思ってました。
NXTとかWWE SUPERSTARSはほとんど見ていなかったので、この番組でライダーが何をやっていたか全く把握していなかったのですが、どうもその時期からtwitterやYouTubeを駆使してせっせとツイートや動画投稿を続けていたらしく、それが功を奏したのかネット方面から絶大な人気が出たらしい。今じゃ”Woo, Woo, Woo”だけでなく”Are you serious, bro”(訳:「お前マジかよ?」)とか”Broski”(ブロスキー:いわゆる”Brother / 兄弟、相棒”みたいな感じ)なんて新語まで作って、ファンの間でも結構浸透している様子。ライダーのサインボードを掲げる人も増えた気がする。
まさに9回ウラ、3点ビハインドから放った起死回生の満塁サヨナラアーチ。
傍目で見ればライダーのやってる事はかなりくだらなく見えるけど、WWEの悪しき習慣(前述の「タッグ解消→ピンでポシャる」というアレ)を考えると、自力で逆境をはねのけたようなもんなので、これって結構すごい事なのではないかと思う。
一連のキャラ作りとかYouTubeの企画が本人のアイデアか、シナリオライターのアイデアなのかは分かりませんが、ライダーの地道な努力が報われて本当によかったなぁと思います。入場曲も何気にいいし。でも過剰プッシュは勘弁してね、とも思ったりもする(飽きられるのが早くなるから)。
そんなわけで、以下ザック・ライダー入魂のweb企画のURLです。
■twitter
http://twitter.com/ZackRyder
■YouTubeの短編コメディー番組「Z! True Long Island Story」
http://www.youtube.com/user/LongIslandIcedZ/
ライダーのブロスキーな皆さんは、お暇な時にでもご覧になってはいかがでしょうか。
(彼の父親がいい味出してます)