朗読劇『ケルティック・ロマンス』に関するあれこれ/出演者の顔ぶれ

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朗読劇『ケルティック・ロマンス -リーアディンとクーラザーの伝説-』を3/16(土)に坐カフェさんで上演するまで、短期集中的に連載するイベントよもやま話。今回は出演者が決まるまでの事を書きたいと思います。

朗読劇を上演すると決まったら、キャスティングを考えなければなりません。日頃お世話になっている声優の方々は皆さん多忙だし、活動拠点が東京なのでスケジュールを抑えるのが難しい。ここは地元で企画に賛同してくれる人を探す必要が出て参りました。

2年前の11月頃、タレントの渡邊裕子さんから

「『君に捧げる首飾り』という演劇と詩の舞台をやるので見に来て下さーい」

とお声がけ頂いてお芝居を観に行ったのですが、ヒロコさんの詩の朗読がなかなか表現力があってよかったんですねー。某地元局で放送していた子供向け科学番組の体当たりレポーター役とは全く違う雰囲気の演技をしていて、実にいい舞台でございました。

で、年が明けてからヒロコさんとCafe et Bar Deuxでお会いして、「今度『ケルティック・ロマンス』というアルバムをウチで出すんですが、このアルバムを使って朗読劇とか考えてまして、ひとつ企画に参加して頂けませんか?もちろんヒロインはヒロコさんで」と打診してみたところ、”ヒロインは貴女”という殺し文句が効いたのか即オーケー。「知り合いに素敵な声の役者さんがいる」という話だったので、その人たちにも相談してみるとのお返事を頂いたのでした。

そうして新たに加わったのが、劇団ファットブルームの高橋宗義氏と、朗読リラの会の下村徳和氏のお二人。「まずは一度お打ち合わせを…」的な話になって市内某所の稽古場に行ってみたら、『君に捧げる首飾り』の舞台に出ていた小松歩美さんもいらっしゃるではありませんか。というわけで歩美さんも今回の朗読劇に参加する事に。

『リーアディンとクーラザーの伝説』の登場人物を大雑把に分類すると、「青年」「少女」「大人(中年・壮年)の男性」「ナレーター」の4種類。この話はもともと小説であって、戯曲として書かれた話ではないので、登場人物同士のセリフのやり取りが少ない(=ナレーションが多い)。そこでナレーションを一人で担当するのではなく、何人かで読んで朗読に変化をつけるため、高橋氏の意向でもう一人出演者を追加したいという事になり、最後になって植西舞さんが参加となった次第です。

皆さん井伏銀太郎氏とも繋がりがあるようですし、イベント当日も美声を聴かせてくれる事でしょう。

余談ですが、初稿の台本だとヒロインのリーアディンのセリフが少ない気がしたので、原文からいくつか追加したら、ヒロコさんに渋い顔をされてしまいました…。セリフが増えるとかなり大変らしい。

ここひと月ほど通し稽古を見学させてもらっているのですが、皆さんなかなかの表現力。「朗読だけでケルト神話の世界観が描けるの?」と思われるかもしれませんが、声の抑揚とか情景描写の言葉(単語)をひとつひとつ追っていくだけでも、結構頭にその光景が思い浮かんできます。日頃ファンタジー小説を読んだり、ロールプレイングゲームで遊んでいたりすると、割とすんなりこの神話の世界に入っていけるのではないかなーと思います。

イベントのお席のご予約は弊社webサイトの「CONTACT」から。
https://www.marigold-mu.net/
よろしくお願いしますー。

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