遂にこの日がやって参りました。
我らが『ケルティック・ロマンス』のマイケル・ダナが、『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』(12)の音楽で第85回アカデミー賞の最優秀作曲賞を受賞致しました。
きのうはツイッターで大喜びさせて頂きましたが、正直「まぁ喜びのツイートを発したところで、反応は皆無に等しいだろうなー」と思っておりました。でも、日頃お世話になっている人から、ツイッターでフォローさせて頂いている直接面識のない方に至るまで、いろんな人からマイケルさんの受賞祝いのツイートを頂いたり、メッセージをもらったりして、ワタクシ大変嬉しかったです。
たぶん、昨日はツイッターやってて一番楽しい日だったかもしれません。
ツイートやメッセージを下さった皆さま、ありがとうございました。
アカデミー賞作曲賞が発表になる前に自分がどんな予測をしていたか、
以前のブログを読み返してみたのですが、
■『リンカーン』はのジョン・ウィリアムズは「映画音楽部門のメリル・ストリープ」状態(=抜群の知名度と実績でノミネートされるけれども、受賞とまでは行かない)なので、今回も受賞はない。
■トーマス・ニューマンも007での受賞は難しい。
■『アンナ・カレーニナ』は賞レースの盛り上がりに欠けるので、
ダリオ・マリアネッリの受賞はなさそう。
■「作曲賞にツキを呼び込む男」アン・リー監督作で、
オスカー受けする「ヨーロッパmeetsアジア」的なサウンドで、
ゴールデン・グローブ賞を既に受賞している事から、
『ライフ・オブ・パイ』のマイケル・ダナにアドバンテージ。
…というような事を書いておりまして、まあまあ分析は当たっていたのではないかと。ちなみにブログには書き忘れていましたが、「『ゼロ・ダーク・サーティ』と『アルゴ』でダブルノミネートのアレクサンドル・デスプラは票割れ濃厚」と睨んでおりました(←坐カフェのマスターのOGA氏がこの発言の証人です)。
マイケルさんの受賞スピーチは割と簡潔な印象でしたが、人種や外国文化に全く偏見のない、インターナショナルな考え方の持ち主である事が分かるよい内容だったと思います。
それにしても、今度の『ケルティック・ロマンス』朗読劇イベントのフライヤーは「朗読とアカデミー賞ノミネート作曲家の音楽で綴るケルト神話の世界」…と見出しに書いたのですが、ノミネートどころか受賞してしまいましたねー。印刷しちゃったからもう書き直せませんけど、これは嬉しい誤算というやつでございますね。
マイケル&ジェフ・ダナ兄弟と『ケルティック・ロマンス』をこれからも何卒よろしくお願い致します。