3/27発売のエリオット・ルイスのニューアルバム『エンジョイ・ザ・ライド+マスタープラン』の製作過程を振り返る、不定期連載コーナー。
前回はジャケ写についてお話ししたので、今回は「何でCD2枚組形式でリリースしたのか?」という事について書かせて頂きたいと思います。
去年『ケルティック・ロマンス』をリリースして、レーベルが5周年を迎えた頃、「来年は何のアルバムを製作しようかなー」とぼんやり考えていたのですが、iTunesからエリオットさんの旧譜2タイトル(『Get Back What You Give』と『Master Plan』)が消えておりまして、それなら3作目の『Standing on The Top of The World』と前述の2作の中からイケてる曲を数曲ずつセレクトして、「アーリーコレクション」的なベスト盤でも出そうかなと思いつきました。
早速その件についてエリオットさんに提案させて頂こうと思った矢先、向こうから「10月にニューアルバム出すよー」というメールが送られてきまして、あらどうしましょう。ウチのレーベル、一度に2タイトルもリリース出来るほど体力ないんですけど…としばし悩む。
で、あれこれ考えた末、「新譜(エンジョイ・ザ・ライド)と旧譜の2枚組仕様でリリース」という形態を取る事にしました。
「そのアーリーコレクションとやらと『エンジョイ・ザ・ライド』の2枚組にすればよかったんじゃね?」と思われる方もいるかもしれませんが、編集盤作るのって面倒くさいんですよ。3作とも音質が全然違うので、それぞれのアルバムから数曲ずつ選んで1枚のアルバムに収めるとなると、音質とか音量とか音圧に統一感を持たせるために、それはもう手間と時間のかかる作業を業者さんにお願いしないといけないわけです。アーリーコレクション的なものを1作だけリリースするならまだしも、CD2枚組(しかもお値段据え置き)で出すとなると、そんな手間はかけられないのです。製作費的に。
というわけで、今回のアルバムでは2003年(2002年リリース説あり)のアルバム『マスタープラン』をカップリングして収録する事になりました。なぜ旧譜の中から『マスタープラン』を選んだのか? それはまた次回お話ししたいと思います(ちゃんとワケがあるのです)。
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