韓国版でもハリウッド版でも構いませんが、
『オールド・ボーイ』に登場する印象的なメシといえば餃子。
主人公ジョー(ジョシュ・ブローリン)が監禁中に毎日毎日食わされていた、
中華料理屋のデリバリーの餃子。
20年間食べ続けた餃子の味は忘れられるわけもなく、
ある日突然監禁部屋から解放されたジョーは、
チャイナタウンの餃子を片っ端から食べ歩いて、
己の味覚を頼りに自分が監禁されていた場所を特定していくという、
地道かつ(胃袋に)ハードな食べ歩きを敢行するのでした。
で、『オールド・ボーイ』日本公式ツイッターの中の人が、
「東京都内の餃子を片っ端から食べ歩く」という、
映画の宣伝になっているのかいないのかよく分からない、
しかし男気あふれる体当たり連載企画をやってまして。
サントラ盤の仕事で『オールド・ボーイ』に携わった身としては、
自分もこの企画に乗ってみるのも一興ではないかということで、
仙台パルコに隣接するヌーベルシノワな中華料理店、
「口福吉祥 シーロン」の名物バナナ餃子を食して参りました。
地元仙台の食通には知られた話ですが、
もともとは「ラーメン バラ」という中華料理屋の看板メニュー。
その「バラ」やナムコ直営のゲーセン「プレイシティキャロット」などが入っていたビルが取り壊しになって、
今のパルコになってから先代の息子さんが始めたお店がこの「シーロン」。
親の代から続いた人気メニューを引き継いで提供しているというわけです。
バナナ餃子といっても別にバナナが入っているわけではなくて、
「バナナみたいにデカイ餃子」ということです。
だいたい1個が85ミリくらいの大きさだったかなー。
それが5個で500円(税別)。
「5個はキツい」という場合でも、確か2個からオーダー可だった気がする。
メニューだと点心扱いになってます。
餡が柔らかめで、箸で持ち上げると餃子がくったりとします。
そしてジューシーで香味野菜の風味も効いていてウマイ。
しかしヌーベルシノワなお店で提供している立派な餃子なので、
『オールド・ボーイ』の味ではない(←公式ツイッターのお約束の締め)。
この日は五目炒飯を一緒に頂きましたが、
これも美味しかったなー。
聞くところによると四川麻婆豆腐もかなり辛くてイケるらしいので、
「カレーと麻婆豆腐は辛いのに限るぜ!」という方は是非お試しあれ。
というわけで、リメイク版『オールド・ボーイ』(13)もよろしくです。
シーロンのぐるなびページはコチラです→ http://r.gnavi.co.jp/t267800/