さて、いよいよ今週末に映画『イコライザー』(14)が日本公開ということで、
今回は映画に登場する印象的な助演キャラや脇役をざざっとご紹介します。
デンゼルとクロエ・グレース・モレッツは有名すぎるので割愛。
まずは本作で一番のワル、
ロシアン・マフィアが送り込んだ問題解決人のテディ。
演じているのはいつも苦虫を噛んでいるような顔の個性派俳優、
マートン・ソーカスですね。
『トリプルX』(02)のヨーギ(悪役)、
『ドリームハウス』(11)のパターソン(悪党)など貴重な悪役俳優。
個人的にはマット・デイモンに丸めた雑誌でボコられた、
『ボーン・スプレマシー』(04)のジャーダ役が印象深いです。
今回の『イコライザー』でも慇懃無礼な悪党を怪演してます。
ちなみにマートン・ソーカスは父親がハンガリー人、
母親がオーストラリア人なのだそうです。
ロシアン・マフィアから金をもらっている汚職警官マスターズ役は、
『エンド・オブ・ウォッチ』(12)に出ていたデヴィッド・ハーバー。
どこかで見た顔だなーと思ったら、
『パーフェクト・プラン 完全なる犯罪計画』(11)で、
胡散臭いほどお人好しなセールスマンを演じていたあの人でした。
あのゴツい顔は一度見たら忘れられない。
CIA時代のロバート・マッコール(デンゼル)の友人、
ブライアンとスーザンのプラマー夫妻を演じるのは、
ビル・プルマンとメリッサ・レオ。
いやービル・プルマンをスクリーンで観るのは久しぶりですね。
『ロスト・ハイウェイ』(97)以降カルト俳優まっしぐらな感じでしたが、
今回は思慮深そうなマトモな役でした。
メリッサ・レオはアントワーン・フークアの前作、
『エンド・オブ・ホワイトハウス』(13)に続いての出演。
若い頃、本作の原案になったTVシリーズ『ザ・シークレット・ハンター』にゲスト出演していたらしい。
続編が作られるなら、また二人の出番もあるのではないかと。
クロエ扮するコールガール、テリーの友人マンディ役は、
『ラブソングができるまで』(07)のヘイリー・ベネット。
サイケデリックな仏教かぶれの人気歌手を演じていたあの人ですね。
「どっかで見た顔だなー」と思ってエンドクレジットを見たら「ああそうだった!」と納得。
マッコールの腕っ節の強さを調べるため、
ロシアン・マフィアに雇われて派遣されたと思しき自称電気工事人。
夜のダイナーで瞬殺されるあの男を演じているのは、
『アナコンダ2』(04)や『ティアーズ・オブ・ザ・サン』(03)に出ていた、
肉体派俳優のジョニー・メスナー。
B級アクション映画ファンなら「おお!『アナコンダ2』の人が出てる!」と気づくはず。
マッコールの職場の友人の母親が経営する飲食店から、
法外なみかじめ料を搾り取るチンケな悪徳デカ二人組。
片方のデカの顔がマーク・ウォールバーグに似てるなーと思ったら、
マークの兄貴のロバート・ウォールバーグでした。
ニュー・キッズ・オン・ザ・ブロックのドニーの1歳違いの兄貴でもあります。
『ディパーテッド』(06)とか『ハード・ラッシュ』(12)にも出てますねこの人。

あとワタクシが気づいた脇役と言えば、
例のマッコールが19秒で5人のロシアン・マフィアをブチのめすシーンで、
『アンダーカヴァー』(07)でヴァディムという悪党を演じていたロシア俳優が出てましたね。
ちなみに黒髪でヒゲ面の男です。
助演キャラでいい味出しまくりの個性派俳優の皆さん、
そしてほんの数分の出番に全力投球する脇役俳優の皆さん。
彼らの熱演を是非見てあげて下さい。