ワタクシ酒を一切飲まないかわりに、
カフェとか喫茶店をあちこち巡って歩くのですが、
オサレなカフェもいいけど、
昔から営業しているような昭和チックな喫茶店も結構好きなのです。
以前確定申告で仙台北税務署に行った時、
その場の思いつきでお昼ごはんに入ったシブいお店、
『コーヒーロード ウーラス』もなかなか味のある喫茶店でした。
30年以上営業しているらしく、
外観も内装もかなり年季の入った感じ。
レジ奥の本棚（？）にみっちり詰まったマンガ本とか、
やや薄暗い店内はいかにも昭和の純喫茶といった感じ。
常連さんになればカウンター席にどっかと座れるのでしょうけれど、
ワタクシまだ数回しかお邪魔していないので、
大体窓側のテーブル席に座ることになります。
年季の入った外観に入店を躊躇しがちですが、
中は意外と一見さんでもマッタリできる雰囲気です。
このお店の名物はミートソーススパゲティ（辛味）。
わざわざメニューに（辛味）と書くくらいなので、
唐辛子が効いていてなかなか辛いのであります。
一般的なミートソースより赤黒い色なのもインパクト大。
和製アラビアータとでも申しましょうか、
唐辛子のストレートな辛味がガツンと来る感じ。
これが結構クセになる味で、
何週間か経つとまた食べたくなるのです。
ちなみにプラス200円前後で大盛りを頼むと、
２人前の量で提供してくれるらしい。豪快です。
ランチメニューはミートソースとハンバーグ、
自家製ソーセージのバリエーションで構成されている感じ。
たとえばミートソースはハンバーグ乗せ、ソーセージ乗せが可能。
あとはハンバーグランチとハンバーグサンド、
ホットドッグのバリエーション（ホットドッグ２本、チリドッグ２本、それぞれ１本ずつの３択）、
ピザトーストとチーズトーストといった具合。
全品サラダとコンソメスープ、コーヒーor紅茶がついて800円前後といった価格設定。
厨房に炊飯器がないらしく、ライスは提供していない模様。
したがってハンバーグランチには厚切りのトーストがつきます。
今週はハンバーグサンドを食べてきました。
山切り食パンにハンバーグとレタスを挟んだシンプルな一品。
ハンバーグは肉汁じゅわり系ではなく、
厚みがあってふっくらとした食感のおうちバーグ系。
パンのトースト具合が絶妙で、シンプルながらなかなかイケました。
そして食後のコーヒー。
店名に「コーヒーロード」と銘打っているぐらいですので、
そこは結構なこだわりがあるらしい。
カウンター奥の壁に「ウーラスの珈琲」と題された額縁が飾ってあって、
お店のコーヒーの変化の歴史（？）が書かれてありました。
店主曰く、
「創業時のハイマウンテンブレンドから、
30年前にコロンビアメデリンまたはエクセルソの深煎り、
ガテマラSHBのシティローストに変更。
現在もダブルローストで店名の由来の如く、
北欧スウェーデンを意識したストロングの珈琲です」
…とのこと。
ウーラスのコーヒーは深煎りがウリということでしょうか。
実際、コクがあるお味でした。
ランチセットのコーヒーといっても、
ミニコーヒーではなく結構な量で提供してくれます。
ちなみに前述のチリドッグにも（辛味）と書いてあるのですが、
もしかしてミートソースと同じソースを使っているのでしょうか。
いずれ再訪してその疑問を解明したいと思います。
創業から30年以上ということは、
仙台の喫茶店でいえば『珈巣多夢』、
『カフェ・ド・ギャルソン』、
『カフェド・ランバン』とほぼ同年代ということになるでしょうか。
ディープな喫茶店探訪の旅は続くのでありました。
店名：コーヒーロード ウーラス
場所：仙台市青葉区上杉1-3-13
お店の紹介サイト：「みやラボ！」のページ
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