ホテル モンテ エルマーナ仙台の近くにある、ランチとコーヒーのお店「ネルヘン」。
いつもだったら「老舗喫茶放浪記」のカテゴリーに入りそうなネタなのですが、老舗かどうか分からなかったのでブログタイトルをちょっとだけ変えました。
こちらのお店、某飲食店口コミサイトの情報によると、マスターが無口でいらっしゃるらしい。しかもものすごく。果たしてそれは本当なのか?…と気になったので、アエルに用事があったついでにランチに行って参りました。
ドア横の黒板メニューには、「本日のランチ 豚ロース漬焼(ライス・スープ・コーヒー付) 720円」の文字。
どうやら日替わりランチは一種類らしい…と確認していざ入店。
カランコロ~ン♪とドアチャイムが鳴るものの、特に「いらっしゃいませ」「お好きな席にどうぞ」の声掛けなし。
一人客なので、4人テーブル席よりカウンター席の方がいいだろうと判断し、着席と同時に「表に書いてあったランチお願いしますー」と注文。ここで「ランチ…はい」とマスターの第一声を聞くことが出来ました。
どうやらコチラのお店は「一人客はカウンター席」という暗黙のルール(?)があるらしく、後から来たお一人様がテーブル席に座ろうとするとマスターからカウンター席への移動を促されておりました。
店内のBGMは”音量キモチ大きめ”のジャズ。音質良好。
…と、突然カウンターの向こうからマスターが“ぬっ”とランチのお皿を持ってきました。
ライスのお皿も“ぬっ”と。スープのマグカップも“ぬっ”と。無言で。
ワタクシ事前にお店の情報を仕入れておりましたので、「これが噂の”沈黙のマスター”なのか…!?」と何だか楽しくなってしまいました。
ところでランチの豚ロース漬焼ですが、漬け焼きというぐらいですから、塩加減強めでごはんが進むお味でなかなかイケます。付け合わせはキャベツのサラダとマカロニサラダとスープ。スープはマグカップの半分くらいの量で気持ち少な目。
で、食後にコーヒーがまたしても“ぬっ”と提供されます。
しかしこのコーヒー(恐らくブレンド)がなかなか絶品なのであります。
ブラックで1/3ほど頂いて、残りをミルク&砂糖入りで頂きましたが美味でした。
食後のコーヒーをゆっくり頂いてからお会計。
「ごちそうさまでしたー」と言うと、「はい、どうもー」と沈黙のマスターからのお返事が。
当方の気持ちが伝わったようで、ちょっと嬉しい。
…というわけでマスターは無口でしたが、絶妙なタイミングで食後のコーヒーを提供してくれたし、奥の方のやや暗めのカウンター席に座ったお客さんのために、さりげなく(やはり無言で)テーブルのスタンドのスイッチをつけていたので、いろいろ気を配っていらっしゃるんじゃないかなーと。
ワタクシ、音量大きめでジャズが店内に流れていた時点でピンと来ましたが、これは昔ながらの硬派なジャズ喫茶の接客スタイルですね、たぶん。
あと何回か利用してみたら、いろいろ分かってくることもありそうな気がします。
(何かお店のマスターには意外な一面があるような気がするんですよね…)
そのうちまた行ってみようかなと思います。
■Shop Information
場所:仙台市青葉区花京院1-1-52 朝日プラザ花京院102
お店のwebサイトなど:なさそうな感じ
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