…というわけで前回のホール&オーツ日本公演ネタの続きです。
前回「ホール&オーツのバックステージに行ってきたよ!」と書きましたが、
ワタクシその前日にも都内某所でサックスのチャーリー・デシャントさんと、
キーボードのエリオット・ルイスさんと会ってきたのでした。
バックステージはライブが終わったばかりでバタバタしていたので、
前日の方がゆっくりお話し出来て有意義な時間を過ごせました。
二人と会うのは2011年のH&O日本公演以来4年と7ヶ月ぶりくらいでしたが、
前回に比べると距離感がぐっと縮まって、
かなりざっくばらんな感じで話が出来ました。
話の内訳としては「映画ネタ:6、音楽談義:3、仕事の話:1」という感じ。
都内某所のカフェラウンジに着席すると、
まず3人(2人と1人)でおみやげ交換からスタート。
チャーリーさんとエリオットさんからは自主製作盤のCDアルバムを頂いて、
ワタクシはレーベルオーナー兼映画音楽ライターでもありますので、
最近ライナーノーツを書いた『ピクセル』(15)のサントラ盤をお渡ししました。
数あるサントラの中からなぜ『ピクセル』を選んだかというと、
この映画、ダリル・ホールとジョン・オーツがチョイ役で出てるからです。
「この映画、ダリルとジョンがアーカイブ映像でチラッと出てるんですが、本人たちからそういう話聞きましたか?」…と話を振ってみましたが、
エリオットさん曰く「いいや、聞いてないなぁ。でもファンの人が言ってたよ。”ダリルとジョンが映画に出てた”って」…とのこと。
どうやらダリルさんもオーツさんも映画のことはバンド仲間に話してなかったらしい。
まぁ彼ららしいと言えばらしいですね…。
「地球侵略に来た宇宙人が、ダリルとジョンの過去のMTV映像を使って自分たちのメッセージを喋らせるんですよー」と説明したら妙にウケてました。
「それは面白いな!帰国したら観てみるよ」と言っていたので、
今回のツアーがひと段落したら映画を観てくれると思います。
で、ここからしばらくの間は3人で映画トークに突入。
チャーリーさんが「他にどんなサウンドトラックの解説文を書いたんだね?」と聞いてきたので、
あれとかこれとかいろいろタイトルを挙げていって、
その後も彼らから「あの映画なんだっけ?ほら誰々が出てるあれだよ」とか、
「誰々が音楽をやってるあの映画なんだっけ?」とか、
「あの映画の音楽をやってたの誰だっけ?」という質問が出てくる度に、
ワタクシがそれに答えるという「映画タイトルクイズ」みたいな状態になりました。
全問正解(?)した結果、チャーリーさんとエリオットさんから、
「さすが映画音楽ライターはよく知ってるな!」とお褒めの言葉を頂きました。
ちなみにチャーリーさんはギレルモ・デル・トロの映画がお好きなようで、
最近も『クリムゾン・ピーク』(15)をご覧になったようでした。
以前『パンズ・ラビリンス』(06)のサントラ盤にライナーノーツを書いたことを話したら、
「おぉそうかね!ありゃいい映画だぞい」と嬉しそうに話していたのが印象的でした。
(なおワタクシがライナーノーツを執筆したのはビクターから発売になった2007年盤で、
ワーナーから再販されたFOREVER SOUNDTRACK 1200には拙稿は載っていないのであしからず)
あと、『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』(07)のジョニー・グリーンウッドの音楽を絶賛してました。
「ロック・ギタリストがああいう音楽を書けるのはすごい」と言ってました。
エリオットさんからは「今年はホール&オーツの他にどんなライブを観に行ったの?」と聞かれ、
「ジョニー・マーとダニー・エルフマン(←8月のディズニー・イン・コンサート)」と回答。
関連記事:ジョニー・マーの恵比寿LIQUIDROOM公演に行ってきました。
関連記事:“夏の夜の夢”はまだ続く…『ディズニー・イン・コンサート』終演後にダニー・エルフマンと会ってきた!の巻
ダニー・エルフマンは大御所映画音楽家だし、
ジョニー・マーも『インセプション』(10)や『アメイジング・スパイダーマン2』(14)でギターを弾いているので、
その後はエリオットさんも本格的に参戦して映画トーク続行。
エリオットさんは『スター・ウォーズ』の最新作が待ち遠しくて仕方がないご様子でした。
あと『ゴジラ』がお好きらしい。
「僕はあの着ぐるみのゴジラを見て育ったんだよ!」と言ってました。
ギャレス・エドワーズ監督版の『GODZILLA ゴジラ』(14)はお気に入りらしい。
こんな調子で延々と話し込んでいたら、
ラウンジがいつの間にかすっかり薄暗くなっていて、
どうやら3人で1時間半近く喋っていたらしいことに気がつきました。
「夜にバンド仲間と夕食会があるから」ということで、
夕方の6時ちょっと前にお開きとなったのでした。
多分その夕食会の席でオーツさんに『ピクセル』の話でもしたんじゃないかなと思います。
この他にもいろいろお話ししたのですが、
映画ネタだけでこの長さなので、とても全部は書ききれません。。
2ヶ月半ぶりの英会話で苦労しましたが、
どれも楽しい思い出になりました。
弊社としては、彼らとのご縁をこれからもずっと大切にしていきたいと思います。
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