ストーン・テンプル・パイロッツ、
ヴェルヴェット・リヴォルヴァーのボーカリスト、
スコット・ウェイランドが12/3(現地時間)に亡くなった。享年48歳。
ツアーバスの中で亡くなっていたということで、
急死ということになるでしょうか。
年齢を考えると「まだ若いのに…」という感じではあるのですが、
彼は典型的な自己破滅型のロック・ミュージシャンだったので、
どちらかというと「結局こうなってしまうのか…」という何ともやりきれない気持ちになります。
数年前にVH1の番組「100 Greatest Hard Rock Songs」にウェイランド本人が出ていて、
ナレーションで「家庭も仕事も順調で2008年にソロアルバムを発表。(現在は)全て順風満帆です」と語られていたり、
ウェイランドも「(今は)愛する子供が二人いる。彼らは俺にとっての宝物だね」と言っていたのに…。世の中ままならないものです。
エセSTP信者を気取りたくないので正直に書きますが、
ワタクシ90年代はUKロックに傾倒していたので、
STPは当時それほど熱心に聴いていたわけではありませんでした。
しかし映画のサントラにSTPやヴェルヴェット・リヴォルヴァー、
あるいはウェイランドの別プロジェクトなどの曲が収録されていることが多くて、
それを聴いて「いい曲だなー」とか、
「カッコいい歌い方だなー」と思ったりしていたものです。
最初にウェイランドの歌を聴いたのは、
『タンク・ガール』(95)のサントラに収録されたMockingbird Girl。
この時はマグニフィセント・バスターズというバンドでのサントラ参加でした。
『タンク・ガール』のサントラはオルタナ・ロック大集合な感じでなかなかの良盤なのですが、
個人的にはDEVOのGirl U Want(新録版)に次いでMockingbird Girlがよかった。
これがスコット・ウェイランドの曲との出会いでした。
次に聴いたのが『クロウ 飛翔伝説』(94)のBig Emptyだったかなー。
その後大学生の頃に『大いなる遺産』(98)でLady, Your Roof Brings Me Downを聴いて、
あとは『ブラックホーク・ダウン』(01)でCreep、
『ハルク』(03)でSet Me Free、
『ミニミニ大作戦』(03)でMoney(ピンク・フロイドのカヴァー)、
『ファンタスティック・フォー 超能力ユニット』(05)でCome On, Come In、
『バトルシップ』(12)でもSTPの大ヒット曲Interstate Love Songが使われていたでしょうか。
個人的に特に思い出深かったのは、
ゲームソフト『グランド・セフト・オート:サンアンドレアス』(04)内の架空のラジオ局、
RADIO XでSTPのPlushが使われたことですね。
ワタクシPlushがSTPの中で一番好きな作品だったので、
ゲーム中にこの曲が流れた時、
「おおおおお、Plushが使われてるよ!」と嬉しくなったものです。
曲のローテーションの順番を覚えて、
Plushがかかりそうな頃を見計らってラジオ局を変えたりしたものです。
(基本的にワタクシはクラシック・ロックを流すK-DSTが一番好きでした)
それにしてもスコット・ウェイランドのボーカルはカッコよかった。
男臭くて、斜に構えてて、それでいてメロディアスな感じで。
ボーカルのスタイルとしてはクリス・コーネルとかに近い感じなのかな。
私生活も音楽活動もトラブルが絶えなかったミュージシャンではありましたが、
こっちの世界ではトラブル続きで疲れていただろうと思うので、
せめてあっちの世界ではゆっくり休んで頂きたいと思います。
R.I.P. Scott Weiland…
Daryl Hall & John Oates 関連商品 好評発売中!
■Eliot Lewis / 6 & One
レーベルショップ
iTunes
■Eliot Lewis / Enjoy The Ride+Master Plan
レーベルショップ
Enjoy The Ride (iTunes)
■Charlie DeChant / Like the Weather
レーベルショップ
iTunes