ニコラス・ウィンディング・レフン監督最新作、
『ネオン・デーモン』が今日から劇場公開とのこと。
とはいえ仙台は2/25から公開なので、
当面はサントラ盤を聴きながら待機ということになりそうです。。
ワタクシ、クリフ・マルティネスの音楽が大好きなので、
『ネオン・デーモン』のサントラ盤も予約注文して即購入したのですが、
ダークできらびやかなアンビエント・ミュージックの世界にメロメロでございます。
Sweet Tempestの”Mine”、
Julian Windingの”Demon Dance”、
SIAの”Waving Goodbye”の挿入曲3曲も妖しい感じで最高。
レフン監督の前作『オンリー・ゴッド』で痛い目を見たので、
(映画を観た日の夜にチャンさんが夢に出てきてうなされたのです…)
過度な期待は禁物だと分かってはいるのだけれども、
サントラを聴いていると『ネオン・デーモン』への期待値が上がってしまう。
いけねぇなぁ。
ワタクシ、マルチネスの音楽はスティーヴン・ソダーバーグ監督作『蒼い記憶』で最初にハマりまして、
ソダーバーグ✕マルティネスのコンビの前作・前々作にあたる『セックスと嘘とビデオテープ』と『KAFKA 迷宮の悪夢』はその後中古CDショップをあちこち探し回って手に入れました。
その後は『イギリスから来た男』や『トラフィック』、
『NARC/ナーク』、『ホワイト・ライズ』、『ソラリス』、
『キング・オブ・マンハッタン 危険な賭け』、
『リンカーン弁護士』に『ランナウェイ/逃亡者』などなど、
映画が日本未公開の段階でも、
マルティネスのサントラが発売になると即”名前買い”しておりました。
周囲の「クリフ・マルティネス? 誰それ?」という視線を浴びつつも、
某新聞の日曜版の読者記者として映画音楽評を書いていた頃、
『ソラリス』の音楽(サントラ盤)を紙面で紹介したこともありました。
「映画音楽と言えばジョン・ウィリアムズ、モリコーネ、ゴールドスミス、最近だったらハンス・ジマー」という風潮の中、
20年近く「クリフ・マルティネスの音楽はいいぞ」と言い続けてきて、
同好の士からほとんど共感されてこなかったワタクシではありますが、
『ドライヴ』のスマッシュヒットでやっとマルティネスの音楽が注目されるようになって、
「ああ、いよいよ時代がマルティネスに追いついたんだなぁ」と感慨深くなったものです。
(それでも『ドライヴ』の音楽はカヴィンスキーの”Nightcall”とリズ・オルトラーニの”Oh My Love”で語られる部分も多かったのだけれども)
ことほどさようにクリフ・マルティネスの音楽が大好きなワタクシなので、
『ネオン・デーモン』が『オンリー・ゴッド』meets『ブラック・スワン』的な内容だったとしても、
レフン作品独特の色彩感覚の映像と共にマルティネスの音楽が堪能出来れば満足してしまうのだろうなーと思います。
…というわけで、『ネオン・デーモン』の仙台での劇場公開を楽しみにしております。