追悼クリス・コーネル コーネルの曲を知ったきっかけは映画のサントラ盤だった。

木曜の夕方に仕事から戻ってきてtwitterを覗いてみたら、
クリス・コーネルの訃報が視界に飛び込んできて、
一瞬頭の中が真っ白になりました。。

亡くなったって、まだ52歳じゃないですか…。
当初は「死因は不明」となっていたけど、
夜中になったら「自殺の可能性があることを警察が発表」という続報が入ってきて、
順風満帆な活動を続けているように見えたのに、
もう何が何だか…。

 

コーネルの曲を知ったきっかけは人によって様々だと思います。
サウンドガーデン時代から聴いていた人もいれば、
オーディオスレイヴで彼の歌に興味を持った人もいるでしょう。
ワタクシの場合は、例によって映画のサントラ盤でした。

20年以上経っても鮮明に覚えているのですが、
ワタクシがコーネル(およびサウンドガーデン)の曲を初めて聴いたのは、
映画『シングルス』(92)でした。
コーネルは本人役で出演もしていて、
“Spoonman”や”Birth Ritual”(ライヴ演奏シーンあり)を提供していたのですが、
ソロ名義の曲”Seasons”がすごくよくて、
この曲が気に入ってコーネルやサウンドガーデンの曲を聴くようになったのでした。

“Seasons”は後に『マン・オブ・スティール』(13)にも使われましたね。
あの時は「あああ、『シングルス』のあの曲だぁぁぁ」と目頭が熱くなったものです。

順番で行くとその次は『トゥルー・ロマンス』(93)だったかな。
ブラピがラリってる場面で”Outshined”が流れていて「おおっ」と思ったものです。

 

その次は『大いなる遺産』(98)のサントラ。
個人的にはこの映画はパトリック・ドイルのスコア盤が好きなのですが、
コンピ盤にコーネルが提供した”Sunshower”もなかなかよかった。

その後ちょっと間があって、
『グランド・セフト・オート:サンアンドレアス』(04)の架空のラジオ局「RADIO X」にサウンドガーデンの”Rusty Cage”が使われて、
映画では『コラテラル』(04)にオーディオスレイヴの”Shadow On The Sun”が使われて、
そのあまりにもキマった曲の使い方に「むおぉ」と唸らされたものです。

マイケル・マンはオーディオスレイヴがお気に入りだったらしく、
『マイアミ・バイス』(06)でも”Shape of Things to Come”と”Wide Awake”を使っていましたね。
権利の関係か、サントラ盤には未収録でしたが。

で、2006年はもうひとつ『カジノ・ロワイヤル』(06)の”You Know My Name”でグラミー賞ノミネートと。
この曲はダニエル・クレイグ版ボンドの硬派なキャラを決定づけた珠玉の名曲だったと今でも思います。

最近だと『マシンガン・プリーチャー』(11)の”The Keeper”とか、
『誘拐の掟』(14)でSwann feat. Nouelaがカヴァーした”Black Hole Sun”もよかったですね。

 

マイナーなところでは、
確かゲームソフト『ロードラッシュ2』に”Superunknown”とか”Rusty Cage”使われていたような気がする。
ゲーム中のBGMじゃなくてステージセレクトとかメニュー画面のBGMだったはず。

コーネル亡き後も彼が遺した曲は今後も映画で使われるとは思うのですが、
もう新曲を聴くことは叶わないのだなと思うと実に悲しい。
あの男臭いヴォーカルでもっと映画の主題歌を歌ってもらいたかった…。
R.I.P.

 

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