今週はちょうどアレクサンドル・デスプラさんの誕生日ということで、
『Valerian And The City of A Thousand Planets』(17)のサントラ盤を買いました。
リュック・ベッソンの新作なのに音楽がエリック・セラじゃないの~?と思ったりもしたのですが、
この内容で音楽がセラだと『フィフス・エレメント』(97)の焼き直しみたいになるので、
全く新しいことをやるならば別な作曲家と組むのが適切と判断したのかもしれません。
まあセラとは次回作(『Valerian』の続編を除く)でまたタッグを組んでくれると思いますが。
ワタクシが今回『Valerian』のサントラを買おうと思ったのは、
YouTubeでデスプラさんがARTURIA MatrixBruteを使っている動画を観たからなんですねー。
動画を観ていたらオーケストラ・サウンドにMatrixBruteの音が融合してくるのか興味が湧いてきまして、
思わず製品の購入ボタンを押してしまったわけです。
現在は仕事で聴かなければいけない音源があって、
そちらを優先して聴いているので『Valerian』のサントラはまだじっくりとは聴けていないのですが、
実にデスプラさんらしいオーケストラの音の響きで、
なかなか聴き応えのあるサウンドに仕上がっていそうです。
『Valerian』のサントラはデスプラさんのスコアと歌モノの2枚組仕様なのですが、
Disc1がスコア盤、Disc2がボーカルコンピ盤というのがちょっと面白い。
先日ランブリングさんから出た『フェリシーと夢のトウシューズ』(16)にしても、
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』(14)のデラックス盤にしても、
2枚組のコンピ盤はDisc1が歌モノでDisc2がスコアという仕様が一般的ですからねぇ。
ヨーロッパコープはデスプラさんリスペクトらしい。
歌モノはデヴィッド・ボウイのSpace Oddityやボブ・マーリーのJammingなどの懐メロに加え、
カーラ・デルヴィーニュやAlexianeなどの近年の曲も入ってます。
このへんGOTGの「最強MIX」とはちょっと違うぞと主張しているようです。
歌手のリアーナの曲を使わず女優業に専念させて、
モデルが本業のカーラ・デルヴィーニュの歌をフィーチャーするというヒネリの効いた選曲と言えるでしょう。
仕事がひと段落したらもっとちゃんと聴きます。