『サンサーラ・ナーガ 1&2』のサントラ盤が届きました。

先頃「D4エンタープライズから『サンサーラ・ナーガ』のサントラ盤が出るらしい」という情報をネットで仕入れまして、D4の直販サイトで製品を予約注文していたのですが、きのう早速サントラ盤が手元に届きました。

『サンサーラ・ナーガ』は『女神転生II』と並んで当時熱中して遊んだファミコンの2大RPGで、自分の人生観にも少なからず影響を与えた(と思う)ゲームだったので、こうして川井憲次氏の音楽がまとめて聴けるというのはありがたい(CDが3500円、送料やら振込手数料やらで結局5000円近くの出費になりましたが…)。

サントラはCD2枚組。
Disc1は『サンサーラ・ナーガ』の音源が40曲で60分強、
Disc2は『サンサーラ・ナーガ2』の音源が16曲で34分強。

『サンサーラ・ナーガ』はメガテン2やコナミの『魍魎戦記MADARA』のようなカスタム音源チップを搭載していなかったと思うのですが、フィールドBGMのメロディーとか、「ばっちゃんの家」のド演歌なメロディーとか、チープな音源でも”川井節”が表現出来ているのが素晴らしいです(「はらたま」や「ばっちゃんの家」の民謡・演歌調は川井節というより押井守イズムと言うべきか?)。

「下水道 魚竜の巣」のミニマルなフレーズも『機動警察パトレイバー the MOVIE』っぽいし、生音だったらおそらくパーカッションを多用していたであろうカオスドラゴンのメロディーレスな音楽も、パトレイバー劇場版2作目の「IXTL」っぽくていい感じ。

「ハワプール商業区」と「ハワプール城」で同一のメロディーを変奏させている演出も巧い。
商業区の活気溢れる下町ムードとお城のエレガントな空気感がよく出ています。
自分はかなり『サンサーラ・ナーガ』をやりこんだので、音楽を聴いただけでゲームの場面が頭の中にぱっと浮かんできます。いやー懐かしい。
最初の頃は攻略本も読まずにプレイしていたので、お金に困るとご禁制の「うしのきも」に何の躊躇もなく手を出していたのもいい思い出です(よくない)。初プレイ時はMY竜が紅竜になったっけ…。

ところで29曲目が「ナチムの巣」となってますが、これ正しくは「ナムチの巣」じゃないですかね?

『サンサーラ・ナーガ2』はスーパーファミコンということで、さすがに厚みと音数が増したサウンドになっており、アコースティックギター系の音がクリアに聞こえていい感じです。
1に比べると曲数が少ないのは、音データで容量を食った影響と思われます。
その甲斐あってか、ギターやパンフルートの音色の再現度はかなり高いです。

当時から思っていたことですが、音楽のバリエーションに富んでいた1作目に比べると、続編の音楽は全体的に物悲しいトーンで統一されていますね。これは本作が「竜育成RPG」ではあるものの、

「ギルドを裏切ったアムリタ(=主人公のよき理解者)を追う任務を課せられる」
「主人公が階層をクリアして上の世界に行った途端に下の世界が崩壊する」
「あのエンディング」

…という悲劇性の強いストーリーなので、寂寥感あふれる音楽なのも無理ないのですが。

もう一度このゲームをプレイしたい…と思うものの、ソフト本体のバッテリーバックアップ電池が完全に死んでしまったので、それも叶いそうにありません(当然のことながらメガテン2のセーブデータも死んでました…)ま、音楽を聴きながら思い出に浸らせて頂きます。

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