クリスマスイブの夜、かねてより予約注文していた『ブレードランナー2049』(17)の限定版サントラが届きました。いやー長かった。この日をどんなに待ち続けたことか…。
当初「『ブレードランナー 2049』のサントラ盤は映画公式サイトでの枚数限定リリースのみ・通常盤は出るか分かりません」というような情報が流れていたので、『ブレードランナー』とジマーさんの音楽が好きな自分は即座に予約注文したわけです。
<映画公開前の情報の一例>
映画『ブレードランナー 2049』のサントラ CD版は限定2049枚のみ – amass
http://amass.jp/95086/
しかし後になって通常盤がリリースされると分かり、「しまった、先走ったか…」と少々後悔したのですが時すでに遅し。amazonやタワレコで『ブレードランナー2049』の通常版サントラが「在庫あり」になっているのに、先行予約した自分の手元には未だに限定盤が届かないというこの苦しみ。
「もうサントラがダブってもいいから通常盤買っちゃおうかな…」と何度思ったことか。
我慢に我慢を重ねて約2ヶ月。ようやくサントラ盤が手元に届きました。
さて限定盤と通常盤の違いですが、限定盤は観音開き型のデジパック仕様です。
デジパックを広げると「メビウスアパート」の看板が見えるようになっていて粋なデザイン。
収録曲は通常盤と同じですが、ブックレットの表1デザインがジャケ写と違うものになってます。
あとデジパック裏にナンバーが金色で刻印されているのですが、自分のサントラは0753番でした。
よほどこだわりがない限りは通常盤を買って頂いて全く問題ないと思います。
音楽担当がヨハン・ヨハンソンからハンス・ジマー&ベンジャミン・ウォルフィッシュに交代した時は一体どうなるかと思いましたが、しっかり『ブレードランナー』の音楽になっていたので、これはこれでいいのではないかと思います。
アナログシンセサイザーと思しき存在感のある電子音の迫力がたまりません。『チャッピー』(15)でアナログシンセ音楽のウォーミングアップを済ませていただけあって、実に完成度の高いスコアになってます。
本作や『ダンケルク』(17)など、近年旋律的な魅力を(意図的に)抑えた実験的な音楽の制作に余念がないジマーさんですが、これが近年のクリストファー・ノーランやドゥニ・ヴィルヌーヴのような鬼才監督が求める音ということなのでしょう(それを考えると『チャッピー』はあれで結構メロディアスだったなと思います)。