100 Greatest Songs of the 80s (100位から41位)

今日はMTVで放送していた「100 Greatest Songs of the 80s」を見てました。
いわゆる1980年代洋楽ベスト100みたいな感じの番組です。

この番組は1/3に既に放送していたのですが、初回放送時は5時間ブッ続けのオンエア
だったので、途中で食事に出掛けたりフロに入ったりして見逃した部分が多かったのです。

今日は100位〜41位までのリピート放送があったので、ビデオ録画しつつ番組を見ていた
わけでございます。

ま、80年代の音楽というとワタクシが小学生当時リアルタイムで聴いていた曲も多々ある
わけですが、ここ数年AXNで見ている『マイアミ・バイス』とか、ゲームソフトの『グランド・
セフト・オート バイスシティ』の架空のラジオ局で何度も聴いたあの曲・この曲がこれでもかと
登場して参りました。これだけ一気に見せられると圧巻でございます。

で、この番組のもうひとつの見所は当時大ヒットを放ったミュージシャンの「現在の姿」を
レポートしてくれる事なんですな。少々イジワルな企画とも言えますが…。

例えば「Working for the Weekend」でおなじみLoverboyのマイク・レノやThe Fixxのサイ・
カーニンなどは、さすがに老けましたが今もステージで活躍中(サイは帽子デザインの
ビジネスをやっているとか)。Dead or Aliveのピート・バーンズは整形手術のしすぎで昔の
面影はゼロ(涙)。ありゃバケモノだわ…。

一発屋のA Flock of Seagullsは、マイク・スコアが「過去は封印したい」的な自己否定発言。
個人的には、ミュージシャンには自分の過去を葬り去るような発言はしてほしくないなぁ、と
思った次第。

その点、REO Speedwagonのケヴィン・クローニンのコメントは、名曲「Keep on Loving you」
への愛が感じられていい感じでした(すごく人のよさそうなオジサンになってましたし)。

個人的には、ジム・キャリーが『ディック・アンド・ジェーン』(05)でネタにしていたStyxの
「Mr. Roboto」(”♪ドモアリガト ミスターロボット”というアレです)の原曲を聴けたのが
ポイント高かったです。ああいうPVはあの時代にしか作れなかっただろうなぁ(笑)。

来週24日は、午後4時から40位〜1位までの放送がありますぞ。

  

仕事納め

30日の午後に、今年最後の仕事を済ませて参りました。
これで2008年度のレーベルの仕事は全て終了という事になります。

28日と29日は仕事のリサーチ&私用で東京に行っていたのですが、ニュースで報道された通り、
29日は東北新幹線が運行管理システムのトラブルに見舞われまして、仙台に戻ってくるのも
ひと苦労でございました。

「帰省ラッシュ+運行ダイヤの乱れ」ですから、その混雑ぶりは推して知るべしといった感じです。
ああ疲れた。JRもこういう大事な時期にトラブル起こすかなぁ、フツー。

さて今回は2008年を振り返るという事で、今年購入したアルバムで個人的に気に入った作品を
トップ5形式で挙げてみたりしたいと思います。

1. PUPA “Floating Pupa” (EMIミュージック・ジャパン)
 今年一番聴きました。エレクトロニカとアコースティック・サウンドが絶妙なさじ加減でミックスされた
 心地よいサウンド。幸宏さんの名盤”Blue Moon Blue”に「キュートさ」を加味した進化形かと。
 「Tameiki」と「How」を聴いて高野寛さんの完全復活を確信した次第です。

2. Daryl Hall & John Oates “Live at the Troubadour” (Shout! Factory)
 ホール&オーツの2008年5月のライブを収録したCD2枚組+DVD付きの豪華盤。ダリル・ホールが
 web上で展開しているライブ企画”Live from Daryl’s House”の延長線上にあるアンプラグドな
 演奏ですが、彼らの80年代の瑞々しさが随所に感じられてよい感じです。
 
3. Yellow Magic Orchestra “LONDONYMO” & “GIJONYMO” (commons)
 YMO(というかHuman Audio Sponge)のロンドン/スペイン公演を収録したライブ盤。Sketch Showの
 楽曲は(いい曲ではあっても)淡々としたノリのものが多かった印象があるのですが、このライブの
 アレンジはメリハリが効いていて、ワタクシはこちらのバージョンの方が好きです。

4. Steve Jansen “Slope” (samadhisound)
 元JAPANのスティーヴ・ジャンセンの初ソロ作品。アンビエント/エレクトロニカ系の楽曲がメインで、
 シルヴィアンやティム・エルセンバーグらがゲスト・ヴォーカリストとして参加。出来ればスティーヴも
 1曲くらい”Stay Close”や”BETSU-NI”で披露した美声を聴かせてほしかった…。

5. miette-one “Children’s Corner” (abcdefg record / Girl School)
 名古屋のインディーズレーベル「abcdefg record」の女番長(とレーベルのサイトに書いてあります)、
 miette-one女史による、ヨーロピアン・テイスト溢れるラブリーなガールズポップス・アルバム。
 「インディーズでガールズポップスを演るとはどういう事か?」という課題に対するひとつの答えが
 この作品にはあるのではないかと思います。勉強になりました。

…とまぁ、見事に偏ったラインナップになってしまいましたが、そもそもマイベストなんていうのは
そういうものなわけでして、大目に見て頂ければと思います。

明日は映画『ミラーズ』(08)を観てきます。

  

floating 6 pupas

先週の日曜日、PUPAの東京公演(@渋谷C.C.Lemonホール)に行ってきました。

リキッドルームのお披露目ライブもすごく良かったのですが、やっぱりアルバムを
じっくり聞き込んでから観るライブは格別だなぁ〜と思った次第です。

生楽器と電子音が奏でるハーモニーが実に心地よいライブでした。まさに夢心地。
しかも今回はPUPAの曲だけではなく、高野寛さんの新曲”LOV”や原田知世さんの
“Are You There”(バカラックのカヴァー)、”ロマンス”、(高橋)幸宏さんの”ETERNITY”に
懐かしの名曲”It’s Gonna Work Out”(!)まで披露してくれるなどサービス満点。
そういえばNHKホールの”Wild & Moody”ツアーの時もこの曲で盛り上がったなぁ〜
などと20数年前の興奮がふっと蘇って参りました。

幸宏さんの生ドラムも”Unfixed Stars”、”Sunny Day Blue”、”Glass”、”Are You There”、
“ロマンス”でたっぷり堪能出来ました。

特別ゲストの細野さんは”Glass”、”Are You There”、”Creaks”とアンコールで登場。
ウソかホントか分かりませんが、リハなしのぶっつけ本番でベースを弾く事になったそうで、
演奏前に「これどういう曲だったっけ?」みたいな感じで譜面をしげしげと眺めるゆる〜い姿が
妙に印象に残ってます(幸宏さんに「おジイちゃんじゃないんだから」とか言われていたような)。

もちろん演奏はバッチリ決まってました。あの太いベース音がうねって幸宏さんのドラムと
渾然一体になる気持ちよさは、ファンの方にはもう説明不要でしょう。

当日は映像収録していたので、たぶんDVD化されるんじゃないかと。
ついでにライブ盤も出てほしいなぁ。

ちなみにワタクシはプレミアムシートのチケットを購入したのですが、特製ブックレットは
先頃のリキッドルームや夏フェスの写真集と、リキッドルームのライブ映像4曲+”Anywhere”の
PVを収めたDVDといった感じの内容です(仕事が忙しくてまだDVD本編を見ていないのですが)。
グッズを買い漁ったうえに、10日にはYMO(HASYMO)のロンドン/スペイン公演のCDが出るので、
今月は散財決定です。

終演後、恐らくこれからPUPAメンバーの楽屋に向かうと思われる鮎川誠さん&シーナさんを発見。
相変わらず「ロッカーです!」というオーラを放っていてカッコよかったです。