『ジオストーム』サントラ盤ライナーノーツでローン・バルフェにインタビューしました。

ランブリング・レコーズ様からのご依頼で、
『ジオストーム』(17)のサントラ盤にライナーノーツを書かせて頂きました。

東北の弱小レーベルで細々と活動しているワタクシではありますが、
こう見えてリモート・コントロール・プロダクションズ人脈と細ーーーいコネがございまして、
今年は『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』(17)でジェフ・ザネリの独占インタビューを成功させた実績もあったりします。

で、ワタクシは『アイアンクラッド』(10)や『ロンドン・ヒート』(12)などバルフェさんの音楽に以前から関心があったし、
せっかく『ジオストーム』の日本版サントラが発売になるのだから、バルフェさんに話を聞かせてもらえないかなーと思い取材を申し込んだところ、
超多忙にもかかわらず「少しでよければ答えられるかも」ということで何とかOKがもらえました。
ちなみに日本語表記だと「バルフェ」になってますが、
ネイティブの発音的には語尾のeを発音しない「バルフ」が正しいようです。

 

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『ユダヤ人を救った動物園』の音楽がハリー・グレッグソン=ウィリアムズというのはちょっと意外だった、という話。

ランブリング・レコーズ様からのご依頼で、
『ユダヤ人を救った動物園 アントニーナが愛した命』(17)のサントラ盤にライナーノーツを書かせて頂きました。

ワタクシ、ハリー・グレッグソン=ウィリアムズ(以下HGW)のサントラ盤ライナーノーツは何度か書かせて頂いておりまして、
古くは『ヴェロニカ・ゲリン』(03)や『マイ・ボディガード』(04)、
『プリンス・オブ・ペルシャ/時間の砂』(10)を経て、
DSDリマスター盤の『シュレック』(01)に最近だと『イコライザー』(14)という感じなのですが、
「HGW=アクション映画への登板が多い作曲家」というイメージなので、
この映画の音楽を手掛けることになったのはちょっと意外でした。

 

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天才少女メアリーのかわいらしさと聡明さをバランスよく描いた『gifted/ギフテッド』の音楽

ランブリング・レコーズ様からのご依頼で、『gifted / ギフテッド』(17)のサントラ盤にライナーノーツを書かせて頂きました。

前回は作曲家ロブ・シモンセンへのインタビューが実現した経緯について書きましたが、今回は音楽の雰囲気や収録曲について。
まぁあんまり詳細に書いてしまうとサントラ盤ブックレットの意味がなくなってしまうので、大まかな内容が伝わる程度にざっくりと。

…というわけで収録曲は以下の通り。

1. School / Early Morning (Timothy Seth Avett) 2:54
2. Mary’s Theme 2:00
3. The Test 3:32
4. School Projects 0:57
5. Evelyn 0:48
6. Sunset 2:32
7. Sneaking 1:19
8. Rules 1:07
9. Boston 0:45
10. Family History 1:49
11. A Nice Night 0:59
12. Genius 1:10
13. Father vs Uncle 1:10
14. Mother & Son 2:15
15. When You Were Born 2:37
16. Grandmother 2:38
17. Diane’s Brother 3:02
18. Pretty Bird (Crooked Still) 3:51
19. I’m a Hero 1:05
20. Acceptance 1:28
21. Fred 2:04
22. I Made a Mistake 1:53
23. Your Daughter Needs You 1:28
24. Diane’s Gift 1:28
25. Gifted 2:21

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『gifted/ギフテッド』サントラ盤ライナーノーツで作曲家のロブ・シモンセンにインタビューしました。

ランブリング・レコーズ様からのご依頼で、『gifted / ギフテッド』(17)のサントラ盤にライナーノーツを書かせて頂きました。

ワタクシ、ロブ・シモンセンの音楽が大好きなので、もし日本版のサントラが発売されるなら是非ライナーノーツを書きたいなーと考えていたのですが、本当に日本盤をリリースして下さるとは…!

というのもこちらのサントラ、アメリカ本国ではダウンロード形式のみのリリースでございまして、CDアルバムでのリリースは日本だけなのです。
デジタルブックレットも作っていなかったみたいだし、権利関係の手続きとか面倒だっただろうなぁと思うし、1からブックレットを作らないといけないので、その辺の手間も大変だっただろうなと思います。

普通のレコード会社だったら「こんなに手間がかかるなら日本盤リリースしなくていいや」ということにもなりかねないのですが、“国内サントラレーベルの良心”ランブリング・レコーズさんはあえてCDアルバム形態でリリースして下さったわけです。
ワタクシもライナーノーツ執筆の機会を頂いた以上、その心意気に答えなければならんだろうと思い、ロブ・シモンセンに独占&独自インタビューを実施したのでありました。

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『バリー・シール アメリカをはめた男』サントラ盤収録曲を駆け足で全曲紹介してみるの巻

ランブリング・レコーズ様からのご依頼で、『バリー・シール アメリカをはめた男』(17)のサントラ盤にライナーノーツを書かせて頂きました。

先日劇場でパンフレットを買ってきたのですが、これだけ劇中で懐メロをガンガンかけていたのに音楽についてコラムでほとんど触れられていなかったので、ワタクシがこの場を借りて全曲ざっくりご紹介させて頂こうかなと。

ちなみに個人的な推し曲については前回のブログでご紹介したので、こちらも併せてご覧頂ければと思います。

なおamazonのカスタマーレビューなどでツッこまれる前に補足させて頂きますが、トーキング・ヘッズの”Slippery People”とジョージ・ハリスンの”Wah-Wah”はアルバム未収録なので、この2つの曲については何らかの手段を用いて補完して頂ければと思います。

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