『パーソン・オブ・インタレスト』のサントラ盤、日本版は2枚組仕様でお買い得です!の巻

person of interest

昨年の暮れにランブリング・レコーズさんから、
「『パーソン・オブ・インタレスト』のサントラ盤ライナーノーツを書いてみませんか?」
…とお声がけ頂きまして、
仕事の依頼を頂いてからドラマをシーズン2までイッキ観したのですが、
いやーすっごい面白いじゃないですかこのドラマ!

「何で今までこんな面白いドラマをスルーしてたんだよ自分!」と思ったと同時に、
このドラマの面白さに気づかせてくれたランブリングさんに大変感謝した次第です。

『パーソン・オブ・インタレスト』の何がそんなに面白いのかについては、
まぁ何か別の機会に詳しく書かせて頂くとして(ひとことで言えばこのドラマはセリフが面白いです)、
今回はサントラ盤のお話です。
製品のライナーノーツで書ききれなかったこともいくつかあるので、
その補足も兼ねてということで。

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『スパイ・レジェンド』の主要キャストを可能な限り総チェック!の巻

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『スパイ・レジェンド』(14)はアイリッシュのピアース・ブロスナンが主演・製作総指揮、
オーストラリア人のロジャー・ドナルドソンが監督、
ロケ地が東欧ということで、
キャストも国際色豊かな面々が揃っております。

中には有名な俳優・女優もいるけれども、
助演キャラはあまり知られていない人や、
知る人ぞ知る個性派俳優が顔を揃えていたりします。
パンフレットにも顔写真つきで紹介されていると思いますが、
せっかくなのでワタクシが分かる範囲でさらに補完させて頂こうかなと。

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渋さが増したピアース・ブロスナンにふさわしい音楽とは?→その答えは『スパイ・レジェンド』のサントラ盤にある…と思う。

the november man

さて今回は『スパイ・レジェンド』(14)の音楽についてのお話です。
オリジナル・スコア作曲は『ワールド・ウォー Z』(13)のマルコ・ベルトラミ。

ここ数年のロジャー・ドナルドソン監督作品は、『世界最速のインディアン』(05)、『バンク・ジョブ』(08)、『ハングリー・ラビット』(11)など、ベテランのJ・ピーター・ロビンソンが音楽を担当していたので、今回もロビンソンになるんだろうなーと当初思っておりました。
ところが本作の製作総指揮を兼任するブロスナンの提案で、ベルトラミを起用することになったらしいです(この辺の事情は日本版サントラのライナーノーツに書かせて頂きました)。

まぁ恐らくロビンソンが音楽担当だったら、正直サントラ盤がリリースになったかどうかも怪しかったので、こうしてサントラがCDアルバムリリースになったのも、ベルトラミのネームバリューあってのものだったではないかと。

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佳作アクション映画『スパイ・レジェンド』の半分はロジャー・ドナルドソン監督の職人技で出来てます。

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映画のプロモーションか何かのインタビューで、
「ジェームズ・ボンドとピーター・デヴェローが対決したらどっちが強いですか?」
と聞かれたピアース・ブロスナンは、
「そりゃデヴェローだよキミ!彼は極めて破壊的な人間だからね!」と即答したそうです。
ピアース・ブロスナン、どうやら本気らしい。

というわけで、
5代目ボンド俳優のブロスナンが久々にスパイを演じて、
なおかつ製作総指揮も兼任しているアクション映画『スパイ・レジェンド』(14)のお話です。
先ほど出てきたピーター・デヴェローというのは、
本作でブロスナンが演じる主人公の名前。
元CIAの凄腕エージェントです。

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『イコライザー』のサントラ盤にクライマックスのあの曲を補完しよう!というお話。

the equalizer

デンゼル・ワシントンが演じる仕置人、ロバート・マッコールの活躍が痛快な『イコライザー』(14)。
サントラ盤もなかなか売れているそうで、お買い上げありがとうございます。日本盤向けにメッセージを寄せてくれたハリー・グレッグソン=ウィリアムズも喜んでいると思います。

The Equalizer (Original Motion Picture Soundtrack) – amazon music

サントラ盤にはハリーさんのクールな劇伴が収録されているわけですが、映画を観た方で「クライマックスのあの曲が入ってないぞ?」と思った方も多いのではないでしょうか。
というわけで、本日はクライマックスのホームセンターでの激闘シーンで流れたあの曲のお話です。

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