新年のごあいさつ&2014年 個人的に印象に残ったサントラ盤7選

jack ryan

新年あけましておめでとうございます。
大晦日は『ゲームセンターCX』を延々見ながら、
HGUC ジェガンJ型を作っていたら年が明けました。
今は『ゲームセンターCX』のクレイジー・クライマーの回を見ています。

さて映画音楽物書きである以上、
何か2014年を総括するようなサントラネタを書こうと思ったのですが、
フツーに「2014年のサントラトップ10」とかやってもツマラナイので、
個人的に印象に残った作品を挙げていきたいなーと思います。

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コピーコントロールCDにサヨウナラ!今度の『24 -TWENTY FOUR-』サントラ盤はDSDリマスタリング仕様です!の巻

24

タイトルが長くてスイマセン。
でもそういうことなんです。

ランブリング・レコーズさんの熱血企画「サウンドトラック傑作選50」では、
映画のサントラ盤だけでなく、
TVシリーズのサントラ盤もラインナップに加わっているのですが、
今から約10年前にリリースされた『24 -TWENTY FOUR-』のサントラ盤も再発されることになりました。

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【朗報】『ゼロ・グラビティ』の作曲家スティーヴン・プライス、『フューリー』でまたしても傑作スコアを世に送り出す

fury

先月『フューリー』(14)の内覧試写に行ってきたのですが、
映画を観終わった後ランブリング・レコーズさんの担当の方と、
「スティーヴン・プライスの音楽がすごい!というか、この人は本当にすごい!」
…という話で大いに盛り上がったのでした。

スティーヴン・プライスといえば、
トレヴァー・ジョーンズやハワード・ショア、ハンス・ジマーのもとで仕事した後、
去年の『ゼロ・グラビティ』(13)でアカデミー賞の最優秀作曲賞に輝き、
映画音楽界の第一線に彗星の如く現れたUK出身の俊英作曲家ですが、
今回の『フューリー』の音楽も確かに凄かった。

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『ゼロ・グラビティ』のサントラ盤がDSDリマスタリングで再登場!これは買いです!

gravity

サントラの名盤を低価格・高音質DSDリマスターで再発売する、
ランブリング・レコーズさん入魂の企画「サウンドトラック傑作選50」。
10月22日の第1弾25タイトルに続き、
今月19日に第2弾25タイトルが発売になりますが、
何と去年の12月に発売になったばかりの『ゼロ・グラビティ』(13)が、
早くもDSDリマスタリングで再登場であります!

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祝DSDリマスター! 今こそ『ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT』の音楽を再評価しようじゃないか!の巻

tokyo drift

前回「ブライアン・タイラーの大運動会開催中!」とブチ上げたので、
せっかくだから今回もタイラーさんのサントラ盤について書きたいと思います。
今回は大運動会の徒競走部門、
ランブリング・レコーズさんの熱血企画「傑作サントラ50タイトル DSDリマスター再発売」の中から、
『ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT』(06)をピックアップさせて頂きます。

この『TOKYO DRIFT』は公開当時こそあーだこーだ言われましたが、
今となってはシリーズのターニングポイントになった作品だったように思います。
まずシリーズで最も興行成績が低かったにもかかわらず、
監督のジャスティン・リンはシリーズの「顔」になったこと。
まぁこれは「スター不在の続編でよくこれだけ稼いでくれた」ということだったと思われます。
事実『ワイルド・スピード MAX』(09)から『MEGA MAX』(11)、『EURO MISSION』(13)まで、
リンが監督した続編は興行成績も右肩上がり。
ジェームズ・ワンに監督交代した7作目も多分ヒットするでしょう。
リンが友達のサン・カン(ハン役)を出演させたいがために、
シリーズの時間軸がおかしくなった(続編が『TOKYO DRIFT』より前の話になった)のも、
この3作目からでした。

そして音楽の面でのターニングポイントといえば、
『TOKYO DRIFT』から作曲家がブライアン・タイラーに固定されて、
この作品以降のシリーズでスコア盤がちゃんとリリースされるようになったことが大きい。
(ルーカス・ヴィダルがタイラーの代打に立った『EURO MISSION』はスコア盤未発売だったけど)
1作目も2作目も既存のポップ・ミュージックが幅を利かせていて、
BTやデヴィッド・アーノルドのスコアは存在感が全くなく、
「何となく鳴ってるだけ」というぞんざいな扱いを受けていたのですが、
『TOKYO DRIFT』からはオリジナル・スコアを要所できっちり聞かせるようになったのでした。

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