さてハリウッド版『オールド・ボーイ』(13)についての最初の投稿で、
「本国での評価がイマイチだった」ということを書かせて頂きましたが、
ワタクシ、何でアメリカ国内で評価が低かったのかいろいろ考えました。
カテゴリー: ライナーノーツのお仕事
ロケ・バニョスの音楽、★5つでございます!! 『オールド・ボーイ』の絶品スコア
何だかコーフン気味のタイトルになってしまいましたが、
本当にハリウッド版『オールド・ボーイ』(13)の音楽は素晴らしい出来です。
ライナーノーツの仕事で何度も何度も音源を聴き込んだ結果、
ウォークマンの★評価が4日か5日くらいであっという間に★5になったほど。
何度聴いても飽きない、
そして聴く度に新しい発見のある奥の深ーーーいスコアです。
ハリウッド版『オールド・ボーイ』はココが違う! 見どころ(のようなもの)紹介の巻
『ニード・フォー・スピード』(14)の試写の前日、
都内某所で『オールド・ボーイ』(13)の試写を観てきました。
どちらもサントラ盤のお仕事での試写です。
アメリカでこの映画が公開になった時の評価があまり芳しくなくて、
「ひょっとしてダメなリメイクなのか…?」と若干不安だったのですが、
ネットで見聞きした評判よりもよく出来てるじゃありませんか。
米韓の文化の違いや倫理観の違いを、
いい感じにアレンジしているのではないかと思いますよ。
ワタクシ思わず本編に引き込まれてしまいました。
というわけで、ハリウッド版の見どころをご紹介したいのですが、
この作品、韓国版を未見の方は予備知識ゼロで観た方が楽しめるんですよね…。
まぁ極力ネタバレしない程度にあれこれ書いてみようかなと思います。
『ニード・フォー・スピード』はダブルヒロインにも注目ですよ!の巻
映画『ニード・フォー・スピード』(14)の見どころは何かといったら、
まぁ10人中9人の方は(あるいは全員)「クルマ」もしくは「カーアクション」と答えるでしょう。
しかし映画情報番組や映画雑誌とは違う切り口で本作の見どころを紹介させて頂くと、
『ニード・フォー・スピード』の魅力はネイサン・ファーストの燃える音楽!
そして劇中登場する二人のヒロイン(を演じる女優さん)!
…だったりもするのです。
ネイサン・ファーストのオーケストラ・スコアがアツい『ニード・フォー・スピード』の音楽
『ワイルド・スピード』シリーズの音楽は、
3作目の『TOKYO DRIFT』(06)からブライアン・タイラーがブイブイいわせてますが、
では『ニード・フォー・スピード』の音楽は誰が手掛けることになったのか。
こちらはネイサン・ファーストという作曲家がスコアを書き下ろしています。
無名の作曲家、異例の抜擢…というわけでもなく、
スコット・ワウ監督とファーストは『ダスト・トゥ・グローリー』(06)、『ネイビーシールズ』(12)でコラボ済。
今回も「昔からの付き合い」でタッグを組んだという感じです。
(ワウは『ダスト・トゥ・グローリー』の製作と撮影監督を担当していました)
日本ではまだ紹介される機会の少ない作曲家ですが、
本作ではなかなかいい音を鳴らしているので要チェックです。