僕が考える「イマイチな続編映画」というのは、
■悪役に大物俳優を起用して主人公の影が薄くなってしまう
■ムダに登場人物(新キャラ)を増やして話の収拾がつかなってしまう
■同一キャラクターでキャストの交代劇が起こっている
■続編で前作と違う事を無理にやろうとしてハズしている
・・・という映画ではないかと思うのですが、去年の暮れに内覧試写で観た『シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム』は、そのへんうまく作ってあるなぁ、という印象でなかなか面白かった。
僕が考える「イマイチな続編映画」というのは、
■悪役に大物俳優を起用して主人公の影が薄くなってしまう
■ムダに登場人物(新キャラ)を増やして話の収拾がつかなってしまう
■同一キャラクターでキャストの交代劇が起こっている
■続編で前作と違う事を無理にやろうとしてハズしている
・・・という映画ではないかと思うのですが、去年の暮れに内覧試写で観た『シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム』は、そのへんうまく作ってあるなぁ、という印象でなかなか面白かった。
やっとこさサントラ盤が手元に届いたので、
『ゴースト・プロトコル』(11)の音楽についてざっくりと。
音楽は前作『M:I:3』(06)に引き続きマイケル・ジアッキーノ。
前作の時は、映画誌のサントラレビューか何かで
「オケの編成がムダに大きい」とか手厳しい事が書かれてあって、
うーんそうかなぁ、とか思ってしまったのですが、
それと比べると今回はかなり音がシェイプアップされた感じで、
結果としてスコアのテンポもよくなっている印象。
『M:I:3』よりキャッチーなアルバムに仕上がっていると思います。
先月末、都内某所で『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』(11)の試写に行ってきました。
ストーリーについても音楽についても、
これといった情報が出回っていなかったので、
予備知識ゼロで本編を見る事になりましたが、
そりゃもう期待通りのデキでございました。
『ワイルド・スピードMEGA MAX』(11)の音楽を手掛けたのは、ジャスティン・リン監督の”ダチ”とでも言うべき作曲家のブライアン・タイラー。このシリーズには『ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT』(06)、『ワイルド・スピードMAX』(09)に続いての登板。
例によってスケール感のあるオーケストラにロック楽器(ギターとかドラム)をミックスしたド派手なスコアを聞かせてくれているのですが、今回はブラジル音楽の要素を大胆に導入しているのがポイント。ドラムスとパーカッションを聞かせたノリのいいサウンドがなかなか新鮮。
打楽器をふんだんに使ったスコア、というと真っ先に思い出されるのがジョン・パウエルではないかと思うのですが、ノリ的には彼の『ナイト&デイ』(10)とか『ミニミニ大作戦』(03)あたりの音楽に近い。本作のタイラーの場合、それに加えてロック、ヒップホップ、エレクトロニカなどの音楽もガンガン取り入れてます。「ロック感覚で聴けるオリジナル・スコア」という感じで、一見さんにも敷居の低いスコア・アルバムに仕上がってます。映画を見たら、「ああ、そういやあの場面の曲ノリノリだったなー」みたいな感じで、スコア盤が欲しくなるようなサウンドではないかと思います。
私事で恐縮ですが、今年の夏はライナー原稿を書き終えてからもこのサントラを聴きまくりました。何度聴いても飽きないんだ、これが。