念願の『ザ・ウォード/監禁病棟』(10)をDVDにて鑑賞。
ジョン・カーペンター御大の久々の劇場長編作。
いやこりゃ楽しみやねー、カーペンター先生お帰りなさい!などと思いつつ本編(89分!)を観ていたら、あまりにも直球勝負の演出で笑った。
これといってヒネリとか映像トリックとかもない、極めてシンプルな限定空間型トラウマ系サイコスリラー。多分、映画好きなら本編開始15分ぐらいで事件の真相もオチも読めてしまうかもしれません。
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念願の『ザ・ウォード/監禁病棟』(10)をDVDにて鑑賞。
ジョン・カーペンター御大の久々の劇場長編作。
いやこりゃ楽しみやねー、カーペンター先生お帰りなさい!などと思いつつ本編(89分!)を観ていたら、あまりにも直球勝負の演出で笑った。
これといってヒネリとか映像トリックとかもない、極めてシンプルな限定空間型トラウマ系サイコスリラー。多分、映画好きなら本編開始15分ぐらいで事件の真相もオチも読めてしまうかもしれません。
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リチャード・ギア&トファー・グレイス主演のサスペンス・アクション『顔のないスパイ』を観てきた。
まぁ映画の内容は低予算のB級アクションという感じだったのですが、ジョン・デブニーのスコアが妙にギターロック調で印象に残りました。
誰がギターを弾いているのか気になったので、エンドクレジットで目をこらして音楽関係の情報をチェックしてみたら、何とギタリストがラッシュのAlex Lifesonではありませんか。なるほど、どおりでハードロック風のギターだったわけだ。
『スコット・ピルグリム』のハイライト・シーン(・・・というか、一番笑ったシーン)は、何の脈絡もなく”ヴィーガン警察”役でトーマス・ジェーンとクリフトン・コリンズJr.が登場したシーンでした。
黒のタンクトップ姿で大真面目に「ヴィーガン警察だ!」と名乗ったかと思えば、職務を遂行した後「イェーイ!」とか言いながら爽やかにハイタッチして去っていくアホっぷり。多分、あの二人は話の展開も分かってないままカメオ出演したと思われます。素敵すぎ。
ま、それはさておき。
愛とロックとビデオゲームがテーマ(多分)のこの映画、本編で使われた歌モノを収録したコンピ盤(通称”赤盤”)の他に、ナイジェル・ゴッドリッチのオリジナル・スコアその他を収録したスコア盤(通称”青盤”)がひっそりとリリースされてます。ただしダウンロードのみ。
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今回は『シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム』の音楽について書こうと思うのですが、例によってライナーノーツと同じ事をここで書いても意味がないので、何か別な事を書きたいと思います。
作曲は前作に引き続きハンス・ジマー(と一応ローン・バルフ)。「前作と同じ雰囲気の音楽」というレビューをよく見かけますが、2度3度とアルバムを聴き込んでいくと、「だいぶスコアのノリを変えてきたなぁ」と、最初とは違った印象を受けるのではないかと思います。
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僕が考える「イマイチな続編映画」というのは、
■悪役に大物俳優を起用して主人公の影が薄くなってしまう
■ムダに登場人物(新キャラ)を増やして話の収拾がつかなってしまう
■同一キャラクターでキャストの交代劇が起こっている
■続編で前作と違う事を無理にやろうとしてハズしている
・・・という映画ではないかと思うのですが、去年の暮れに内覧試写で観た『シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム』は、そのへんうまく作ってあるなぁ、という印象でなかなか面白かった。