先日、twitterで『ザ・ウォード/監禁病棟』(11)公式アカウントの中の人に
「28日は『ゴースト・オブ・マーズ』(01)のサントラを爆音で聴いてお見送り致しますッ!」
・・・とツイートの流れでお約束したので、実行に移させて頂きます。
ジョン・カーペンター先生が、大好きな西部劇&ゴアシーン満載の武闘派ホラーを火星を舞台に撮ってしまったという怪作。火星列車がモロに模型に見えるとか、悪霊に取り憑かれた人間がなぜかマリリン・マンソン風(クラウザーさんでも可)の見た目だとか、「殺生、100万人」というキャッチコピーの割にバトルシーンがモッサリしてるとか(安易にワイヤーアクションに走らないのはある意味硬派)、サブキャラが呆気なく死んでしまうとか(カーペンター映画ではいつもの事)、どう見てもB級映画なのですが、これもまた味というやつで、カーペンター先生にしか作る事の出来ない唯一無二の泥臭くもイカす世界観を作り上げています。
ま、アメリカでは公開2週目で上映打ち切りになったみたいですけど・・・。
ひとつ難点を挙げるならば、アイス・キューブの役はジェリコ役のジェイソン・ステイサムが演じた方が良かったのではないかと思う。まぁ当時はまだ『トランスポーター』(02)でブレイクする前だったから、アイス・キューブの方が格上だったのだと思いますが、彼の最後のキザな決めゼリフはステイサムでもビシッとキマったはず。