今回の『カーズ2』(11)は個人的にイマイチ乗り切れなかったわけですが(前回のブログ参照)、それは映画を見る前に聞いたサントラ盤がなかなかイイ出来だったから。音楽の良さに期待を膨らませすぎた分、本編でのメーターの想像以上のジャージャー・ビンクスっぷりにガッカリ来てしまったと。
というわけで、本日はサントラ盤の事をダラダラと。今回のアルバムも前作同様「歌モノ+オリジナルスコア」という構成で、歌モノ5曲にスコアが21曲の全26曲収録。
今回の『カーズ2』(11)は個人的にイマイチ乗り切れなかったわけですが(前回のブログ参照)、それは映画を見る前に聞いたサントラ盤がなかなかイイ出来だったから。音楽の良さに期待を膨らませすぎた分、本編でのメーターの想像以上のジャージャー・ビンクスっぷりにガッカリ来てしまったと。
というわけで、本日はサントラ盤の事をダラダラと。今回のアルバムも前作同様「歌モノ+オリジナルスコア」という構成で、歌モノ5曲にスコアが21曲の全26曲収録。
うーん、今回はメーター(おとぼけオンボロレッカー車)が主役なのね・・・。『カーズ2』というより、メーターが主役のスピンオフ映画と言った方がいいかもしれませぬ。
前作『カーズ』(06)では助演キャラだったので、メーターの自覚のないトラブルメーカー&空気の読めなさっぷりもギリギリ許容範囲だったのですが、今回はほとんど主役級の扱いなのでおバカっぷりもパワーアップ(泣)。最初から最後までトンチンカンな言動を繰り返すし、正直見ていてツラかった・・・。劇中、マックィーンが「僕はメーターにひどい事を言ってしまった」と後悔するシーンがありましたが、少なくとも日本のパーティーのシーンで彼が言ってた事は正論じゃないかと思うけどなぁ。
メーターに感情移入できないのは自分が屈折しているせいだろうか?と思ったものの、メーターをジャージャー・ビンクスと評した感想を結構見かけたので、まぁ自然な反応なのかな、と思った次第。どうもアメリカ人は「自覚のないおバカキャラ」を面白がる傾向があるらしい。ジャージャー(ま、コイツはSWファンに嫌われましたが)とかアダム・サンドラーとか、日本人にはチト笑えない芸風かと。
暴漢に妻子を殺された男クライド(ジェラルド・バトラー)が、復讐の鬼と化す社会派アクション・サスペンス映画。
とは言っても、殺人犯2人組への復讐は映画が始まって26分くらいで完遂してしまうので、本題はそのあと。クライドは主犯格の男を司法取引で減刑させたエリート検事ニック(ジェイミー・フォックス)と裁判関係者、そして矛盾だらけのアメリカの司法制度に対しても、私財をなげうった10年がかりの壮絶な報復を実行していきます。この報復計画ってのがかなり壮大なので、いささか現実味にかける気がしないでもない。
ジョン・グリシャム原作の映画とかだったら、もっと社会派的な視点からドラマを描くと思うのですが、何しろ監督が『ミニミニ大作戦』、『ブルドッグ』(共に03)のF・ゲイリー・グレイで、脚本が『リベリオン』(02)のガン=カタ・マスター、カート・ウィマーなので、中盤以降の展開は完全にバイオレンス・アクション。バトラーの『300』(07)や『GAMER』(09)仕込みのスパルタンな処刑っぷりが堪能出来ます(1箇所本気でビックリさせたれた処刑描写があった:笑)。ムショの中にいるクライドがなぜ大がかりな復讐計画を実行出来るのか、というのがミソなわけですが、ネタバレは無粋なので詳しくは割愛。いろいろ推測しながら本編をご覧になってみて下さい。
D.J. カルーソという監督は作品ごとに作曲家を変えてくるので(トーマス・ニューマンからクリストフ・ベック、フィリップ・グラスにジェフ・ザネリ、果てはブライアン・タイラーまで、何とも節奏のない人選)、次に誰を起用するのか読めない人です。
今回の『アイ・アム・ナンバー4』(11)では、トレヴァー・ラビンを起用しました。
割と手堅い人選で来たなぁ、という印象。
2007年の英国製アクション映画『アレックス・ライダー』の美少年っぷりで話題を呼んだアレックス・ペティファー久々の主演作。
『アレックス・ライダー』から4年ほど経って、一気に大人っぽく(逞しく?)なってました。二枚目っぷりは相変わらず。多分、この映画の見所はCGでもアクションでもなく、ペティファーの美男子っぷりではないかと。
「宇宙から来た超能力少年と極悪宇宙人のバトル+青春学園ドラマ」という内容を聞いて、何だか少年ジャンプの漫画的というか、『ヤング・スーパーマン』っぽい内容だなーと思ったら、脚本が『ヤング・スーパーマン』のクリエイター・チームでした。原作はピタカス・ローアのヤング向け小説。