ウルフマン

the wolfman

先週『ウルフマン』(10)を観てきました。

ベニチオ・デル・トロとエミリー・ブラントという僕のお気に入りの役者さんが
出てるので、彼らの演技は(個人的に)それなりに楽しめましたが、印象と
してはフツーの怪奇映画という感じでした。事件の真相も「あの人」が登場
した途端に何となく分かってしまいますし。

まぁ、製作中にゴタゴタがあった割にはソツのない仕上がりになっていた
ような気はしますが。

問題はそのゴタゴタだったりするんだなぁ。この前『タイタンの戦い』(10)で
作曲家交代劇があった事を書いたばかりですが、この映画でも交代劇が
起こってしまったのです。しかも、状況的にはこっちの方がもっとややこしい。

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17歳の肖像(An Education)

an education

この映画の原題は『An Education』。まぁ直訳すればズバリそのまま「教育」でしょうか。そのまま学校での”教育”を意味する一方、人生で挫折を味わったり辛い目に遭ったりする事もまた「学校では教えてくれない”教育”」なのですよ、というような事を描いた物語なんですが、何かそういうテーマがちと伝わりにくい邦題になってしまったなーという感じ。

『17歳のカルテ』(99)とか『17歳の処方箋』(02)とか『アイコ十六歳』(83)とか、日本人はこういう17歳とか16歳って年齢のタイトルに惹きつけられるものがあるんだろうか。「17歳の何たら」というタイトルが既に2つあるのが痛い。

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マイケル・ダナ傑作選/(500)日のサマー(09)

500 days of summer

遅ればせながら、『(500)日のサマー』(09)を見てきました。
先月はいいタイミングで東京出張がなかったので、
「こりゃDVDになるまで待つしかないか」と半ば諦めていたのですが、
いやー仙台の劇場でこの映画が観られるとは。
仙台も捨てたもんじゃないですね。

 

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