『ハンニバル』のサントラ盤でマッツ・ミケルセンのご尊顔を拝むなら、この3枚がいいかもしれないというお話。

アクションチャンネル(旧AXN)で6月23日からテレビシリーズ版『ハンニバル』(2014~2015)の放送があるそうです。

ドラマ版『ハンニバル』の音楽については、日本初放送の頃にブログでご紹介済みです。

今回は「ジャケ写でマッツ様のご尊顔を拝むなら、6枚リリースになったサントラのどれを買うべきか?」ということに話題を絞って書いてみようかなと思います。

結論から申し上げるならば、Season 1のVolume 2Season 2のVolume 2Season 3のVolume 1がオススメでしょう。

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「ネオン・ノワール調のシンセサウンド+ほのかな和テイスト」で聴かせる『TOKYO VICE』Season 1のサントラ盤(作曲家さんインタビューも実施しました)

ランブリング・レコーズ様のご依頼で、ドラマシリーズ『TOKYO VICE』(22~)の国内盤サントラに音楽解説を書かせて頂きました。スコア作曲はダニー・ベンジ&ソーンダー・ジュリアンズのコンビ。

『TOKYO VICE』オリジナル・サウンドトラック(amazon)
『TOKYO VICE』オリジナル・サウンドトラック(TOWER RECORDS)

ドラマシリーズに興味がある方には、『オザークへようこそ』(17~22)の作曲家ですと説明すると「ああ、あのドラマの!」となるかもしれません。

Ozark Seasons 1 & 2 (Original Soundtrack) – amazon music

Ozark Seasons 3 & 4 (Original Soundtrack) – amazon music

個人的には『複製された男』(13)のスコア作曲を手掛けた人たちという印象が強いです。ドゥニ・ヴィルヌーヴとのコラボレーションがこれ1作で終わってしまったのが残念でした。ヴィルヌーヴは大作路線にシフトしてヨハン・ヨハンソンやハンス・ジマーと仕事するようになりましたからね…。

Enemy (Original Soundtrack Album) – amazon music

いずれにしても、ベンジ&ジュリアーンズは日本ではまだあまり名前を知られていない作曲家コンビなので、差込解説書できちんと彼らの経歴と『TOKYO VICE』の音楽をご紹介しようと思い、今回は作曲家さんへの独占インタビューを実施しました。

先方は目下『TOKYO VICE』シーズン2のスコア作曲の真っ只中ということで、かなり忙しい状況だったにもかかわらず、ジュリアーンズさんが手の空いたときに快くインタビューに答えてくれました。
当方の質問に丁寧に回答してくれたので、『TOKYO VICE』の音楽のコンセプトがよく分かる内容になっていると思います。ぜひ製品を手に取って頂いて音楽解説にも目を通して頂ければ幸いです。

そんなわけでインタビュー内容については差込解説書でじっくり読んで頂きたいので、当方のブログでは『TOKYO VICE』の音楽の特徴を簡単にご紹介したいと思います。

…と、その前に。

念のため書かせて頂きますが、このサントラ盤はベンジ&ジュリアーンズの劇伴集なので、ドラマの中で使われた歌曲は収録しておりません。「歌モノが入ってると思ってサントラ買ったけど(歌が)入ってなかった」とならないようご注意ください。

これは歌曲集ではなく劇伴集です(大事なことなので2回書きました)。

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1980年代が恋しくなって『パタリロ!』アニバーサリーBD-BOXと『マイアミ・バイス』コンプリートDVD-BOXを購入したお話

先月、東映チャンネルで『パタリロ!』(82~83)を放送していることに気づき、「懐かしいなぁ」と思いながら観ています。

ガステレビ
「どこがマーク・レスターだ このトンビのくちばし」
ニーゲム大戸木(人間モドキ)
「おい ちょっと耳を貸せ」「あとで返せよ」
「ご飯になさいますか? お風呂になさいますか?」→「先に風呂を食べて、あとでメシに入ろう」→「やっぱり檜は歯応えがあるなぁ(風呂桶を食う)」「う~ん、いいメシだ(ごはんの中に入る)」

…などなど、40年ぶりくらいに観た割には劇中のギャグやセリフを結構憶えていて、これは自分の記憶力もさることながら、あの斬新なギャグ漫画を子ども時代に見たという体験が、自分の脳内に強烈な印象を残したんだろうなと思ったりもしました。

確か『パタリロ!』は年下のイトコ(従妹)が漫画を読んでいて、仙台に帰省した時に「面白いから読んでみて」と勧められたのでした(当時の自分は東京に住んでました)。
自分の場合、原作漫画よりアニメにハマったタイプでした。
というのも、白石冬美さん、古川登志夫さん、永井一郎さん、古谷徹さん、塩沢兼人さん、戸田恵子さんなどガンダム声優の方々が大勢参加していたから。当時でも立派に主役を張れる声優さんが、名もなきタマネギ部隊の声をアテていて「すごい!」と子ども心に思ったものです。

40年前のギャグアニメですが、テンポのよさはいまでも充分通用する感じ。
いや、むしろ長ゼリフを早口で終始まくし立てる最近のギャグアニメよりも緩急がついていて、よりメリハリの利いたギャグ演出で観やすい(聴きやすい)とも言えるかもしれない。

そんな懐かしさも手伝って久々に『パタリロ!』にハマってしまい、勢い余ってアニバーサリーBD-BOXを買ってしまいました。

【アニメ化40周年記念】「パタリロ!」アニバーサリー・BD-BOX [Blu-ray] – amazon
【アニメ化40周年記念】「パタリロ!」アニバーサリー・BD-BOX – TOWER RECORDS

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仕事で『ブラザー・ミッション ライド・アロング2』のスコア盤を聴いたら、思った以上によい出来のアクションコメディ音楽だったお話。

以前のブログでも2度ほどお知らせしたランブリング・レコーズさんのBack Lot Music旧作サントラ15タイトル国内仕様リリース企画。3月も5タイトルが発売になりました。
その中でワタクシが音楽解説を書かせて頂いていたのが、『ブラザー・ミッション ライド・アロング2』(16)。説明不要かとも思いますが、『ライド・アロング ~相棒見習い~』(14)の続編です。

『ブラザー・ミッション ライド・アロング2』オリジナル・サウンドトラック(amazon)
『ブラザー・ミッション ライド・アロング2』オリジナル・サウンドトラック(TOWER RECORDS)

主演のアイス・キューブ、ケヴィン・ハート、助演のティカ・サンプター。ブルース・マクギル、監督のティム・ストーリー、スコア作曲のクリストファー・レナーツが続投。

クリストファー・レナーツといえば、ワタクシ10年近く前に『イースターラビットのキャンディ工場』(11)のスコア盤に音楽解説を書かせて頂きまして、その時の差込解説書にも書いたのですが、レナーツは「歌曲が目立つ映画でスコアを作曲している人」で、ヒット作(主にコメディ映画)でいい仕事をしていても、なかなかサントラリスナーに注目されない印象がありました。『イースターラビットのキャンディ工場』も、『アルビン/歌うシマリス3兄弟』(07)も、『ソーセージ・パーティー』(16)もそういうタイプの映画だった。

2000年代でレナーツのスコアをじっくり聴きたかったら、ゲームソフト『メダル・オブ・オナー』の初期作(「ライジングサン」「パシフィックアサルト」「ヨーロッパ強襲」)あたりを聴くしかなかった。

でも最近はNetflixの『ロスト・イン・スペース』(18~)やAmazonの『ザ・ボーイズ』(19~)の音楽を担当していて、スコアアルバムもリリースされているので、徐々に注目されつつあるのかなという感じです。
日本で最もレナーツのスコアを真剣に聴いている(…と自分では思ってます)ワタクシにとっては、彼が好調なのは大変嬉しく思います。

…とまぁそんなわけで『ライド・アロング2』の音楽解説も心を込めて書かせて頂いたわけですが、音源を聴いたら当方の思った以上に聴き応えのあるスコア(劇伴)だったので、楽しいお仕事でもありました。

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『マークスマン』のBANGER!!!コラムの補足的なお話

先日、BANGER!!!でリーアム・ニーソン主演最新作『マークスマン』(21)の見どころポイントと音楽の紹介記事を書きました。

麻薬カルテルから少年を守れ!! リーアム・ニーソンの逃避行アクション『マークスマン』 音楽はドラマ『24』の作曲家 | BANGER!!!
https://www.banger.jp/movie/70957/

めぼしいことは大体コラムの中で書いたと思うのですが、もう少し補足しておいたほうがいいかなというネタも少しあるので、それについては当方のブログで書かせて頂きます。

音楽担当は『24 -TWENTY FOUR-』(01~10, 14)のショーン・キャラリー。
最近だと『BULL/ブル 法廷を操る男』(16~)の音楽を担当してます。
テレビシリーズの音楽制作をメインに手掛けている方なので、長編映画のスコア作曲は久々になります(当方調べでは8年ぶりくらいだと思います)。

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