『ハンニバル』のサントラ盤でマッツ・ミケルセンのご尊顔を拝むなら、この3枚がいいかもしれないというお話。

アクションチャンネル(旧AXN)で6月23日からテレビシリーズ版『ハンニバル』(2014~2015)の放送があるそうです。

ドラマ版『ハンニバル』の音楽については、日本初放送の頃にブログでご紹介済みです。

今回は「ジャケ写でマッツ様のご尊顔を拝むなら、6枚リリースになったサントラのどれを買うべきか?」ということに話題を絞って書いてみようかなと思います。

結論から申し上げるならば、Season 1のVolume 2Season 2のVolume 2Season 3のVolume 1がオススメでしょう。

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映画版『DOOM』のデラックス・エディション版サントラを購入。クリント・マンセルのギターロック劇伴を満喫しました。

Varèse Sarabandeから2,000枚限定でリリースになった『DOOM』(05)のデラックス・エディション版サントラを買いました。スコア作曲はクリント・マンセル。

DOOM: The Deluxe Edition Soundtrack Album – TOWER RECORDS
デジタル版はこちら↓
Doom (Original Motion Picture Soundtrack / Deluxe Edition) – amazon music

自分は映画公開当時通常盤サントラを買いましたが、こちらも収録時間が60分くらいあって、スコアの選曲もツボを押さえていて満足度の高い内容でした。

デジタル版の通常版サントラです↓
Doom (Original Motion Picture Soundtrack) – amazon music

今回のデラックス・エディションはCD2枚組で、Disc1が収録時間56分、Disc2が44分くらい。
通常盤と同じくナイン・インチ・ネイルズの”You Know What You Are”(Clint Mansell Remix)もちゃんと収録してます。
デラックス・エディションであり「スコア完全盤」であるとも言えるでしょう。

マンセルといえば『π』(98)や『レクイエム・フォー・ドリーム』(00)のような、作家性の強い映画の音楽を好んで手掛けることが多い作曲家というイメージを持っていたので、『DOOM』やその前年の『サハラ 死の砂漠を脱出せよ』(04)のような作品の音楽を手掛けたのが当時すごく意外に思えたものです。

しかし以前書いた『π』のサントラに関するブログでも言及したとおり、マンセルはダーレン・アロノフスキーと「最近の映画音楽はつまらない」「ジョン・カーペンターの『ハロウィン』(78)と『要塞警察』(76)の音楽は最高だ」と語り合って意気投合したということなので、『DOOM』のような映画にも興味があったのだと後年分かりました。

したがってこの『DOOM』は、”やっつけ仕事”ではないマンセル渾身のSFアクションホラー音楽が聴ける作品ということになるわけです。

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「光明を見出した瞬間」を捉えた『ハロルド・フライのまさかの旅立ち』のイラン・エシュケリの音楽

ランブリング・レコーズ様のご依頼で、映画『ハロルド・フライのまさかの旅立ち』(23)のサントラ盤に音楽解説を書かせて頂きました。スコア作曲はイラン・エシュケリ。

『ハロルド・フライのまさかの旅立ち』オリジナル・サウンドトラック – amazon
オリジナル・サウンドトラック ハロルド・フライのまさかの旅立ち – TOWER RECORDS

ワタクシは『レイヤー・ケーキ』(04)から20年くらいエシュケリの音楽を聴いてきて、『47RONIN』(13)と『映画 ひつじのショーン バック・トゥ・ザ・ホーム』(15)のサントラ盤にも音楽解説を書いた”エシュケラー”だったりもするのですが、10年くらい前まで「この人の代表作は何ですか?」と言われると少々返答に困っておりました。

『キック・アス』(10)はヘンリー・ジャックマンやジョン・マーフィーなど4,5人くらいでスコアを作曲していたから代表作とは言いがたいし、『ハンニバル・ライジング』(07)もインパクトが弱い。『47RONIN』に至っては「ああ、アレですか…(苦笑)」という作曲者に対して失礼な反応が返ってくる。その反応はいかがなものか。

でも今は「『ゴースト・オブ・ツシマ』(20)の音楽の人です」というと大体納得してくれるので、実によい感じです。

『ゴースト・オブ・ツシマ』オリジナル・サウンドトラック (amazon)
『ゴースト・オブ・ツシマ』オリジナル・サウンドトラック – TOWER RECORDS

『ハロルド・フライのまさかの旅立ち』の映画の内容については、BANGER!!!のコラムでそこそこ詳しくご紹介致しましたので、こちらのブログではエシュケリの音楽についてもう少し深く掘り下げていこうかなと思います。

「タイパ」って何?800キロ“歩いて”会いたい人がいる!『ハロルド・フライのまさかの旅立ち』は「ゴースト・オブ・ツシマ」作曲家による音楽も必聴 | https://www.banger.jp/movie/115755/

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『地獄の7人』のQuartet Records盤サントラを購入した話

先週、某ショップで予約注文していた『地獄の7人』(83)のサントラ盤が届きました。
スコア作曲はジェームズ・ホーナー。

10年くらい前にIntradaからサントラが発売されましたが、当時の自分はこの映画を観る機会に恵まれなかったので購入をスルーしておりました。その後Intrada盤は割とすぐに完売になってしまったらしいです。

数年前にNHK BSシネマで放送があったときにやっと本編を鑑賞できたので、それじゃあこのタイミングでQuartet Recordsから再発売になったサントラ盤も買おうかなと思ったのでした。

Uncommon Valor<限定盤> – TOWER RECORDS

ちなみに今回のQuartet盤はボーナストラックが4曲追加され、収録時間がIntrada盤より12分ほど増えていました。収録時間は64分くらい。レイ・ケネディの歌曲”Brothers In The Night”はQuartet盤にもちゃんと収録しています。

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最近買ったサントラ盤:『トップガン』CD2枚組デラックス・エディション

La-La Land Recordsから5,000枚限定でリリースになった『トップガン』(86)デラックス・エディションのサントラ盤を買いました。

当初3月発売予定だったのが4月に延期になって、その後予約注文したショップから「5月の発送を予定しています」という連絡が来たのですが、4月20日過ぎに発送の連絡が来て、ありがたいことにゴールデンウィーク前に製品を手に入れることができました。
どうも早い段階で予約注文していた人は4月発送分に間に合ったということらしい。やはり限定盤サントラは早めの予約注文が吉ですね…。

トップガン【輸入盤国内品番】リマスター&2枚組<限定5000枚> – amazon
トップガン【輸入盤国内品番】リマスター&2枚組<限定5000枚> – TOWER RECORDS

近年の『ミッション:インポッシブル』シリーズのサントラ盤もそうですが、どうもトム・クルーズ主演作のサントラリリースは発売日が遅れることが多いような気がします。
たぶんジャケットのアートワーク(=写真)に入念なチェックが入って、スケジュールに遅れが生じてしまうのだと思います。自分で映画制作会社を持っている俳優の主演作だと、こういうケースが多い印象。まあ肖像権とかいろいろデリケートな問題があるのでしょう。

さてCDの収録内容はと申しますと、Disc 1にファン待望のハロルド・フォルターメイヤーの劇伴を20曲収録。
そしてボーナストラックでメインテーマのデモ音源を3パターン収録して、プレイタイムは合計77分58秒。
Disc 2はおなじみのソングコンピレーション盤ですが、1999年リリースの拡張盤(通常盤に4曲追加収録したもの)に劇伴の”Dog Fight #3″と歌モノの”Radar Radio”、本編未使用の劇伴を3曲追加した内容となっておりまして、収録時間は69分45秒。

トータル43曲、収録時間2時間27分43秒の大ボリュームでした。リマスターされているらしく音質も極めて良好。ああ、フォルターメイヤーのスコアをオーディオで目一杯聴ける日をどんなに待ち焦がれたことか…。

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