E BeanSの大レコード市に行ってきたの巻(前編)

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自分のような30代以上の大人には、
「エンドーチェーン」と言った方がピンと来るかもしれませんが、
仙台駅前のイービーンズ9階特設会場で開催中の大レコード市に先日行ってきました。

…というのもオフクロ様の誕生日が近いので、
何かホール&オーツの入手困難なレア盤があったら、
ギフトとして渡してあげようかなーと思った次第でして。

親孝行といえば、3年前のホール&オーツ日本公演の時に、
弊社のエリオットさんとチャーリーさんの粋な計らいで、
「ホール&オーツのバックステージに連れて行く」という人生最大の親孝行をしてしまったので、
何をやってもそれを上回るインパクトのものがないのが悲しいところではありますが。

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DEVOスピリッツ炸裂! 『LEGO(R) ムービー』のマーク・マザーズボウの音楽がポップで最高!

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『LEGO(R) ムービー』(14)は見どころが多すぎて、
面白ポイントをひとつひとつ挙げていったらキリがないのですが、
自分としてはこの場を借りて是非音楽について書かせて頂きたい。

『LEGO ムービー』は音楽も最高です!!

オリジナル・スコアを手掛けたのはマーク・マザーズボウ。
懐かしのテクノポップ・バンド DEVO(ディーヴォ)のオリジナル・メンバーのひとりです。

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『ウルフ・オブ・ウォールストリート』のサントラを補完するための楽曲リスト

the wolf of wall street

「こんなスコセッシ映画を待ってたんだよぉぉぉ!! マーティ最高!!」
『ウルフ・オブ・ウォールストリート』(13)を観終わった後、
心の中で思わずこう叫びたくなったワタクシ。

巨匠の風格を携えた『ヒューゴの不思議な発明』(11)も名作かもしれないし、
『シャッター アイランド』(10)のような思わせぶりな怪奇映画もいいのかもしれない。
『ディパーテッド』(06)も嫌々撮った割には水準以上の出来だったし、
変わり者の富豪の人生を描ききった『アビエイター』(04)も優れた作品なのでしょう。

が、しかし。

やはり僕にとってマーティン・スコセッシは、
「『グッドフェローズ』(90)のスコセッシ」であり、
「『ミーン・ストリート』(73)のスコセッシ」であり、
「『カジノ』(95)のスコセッシ」なのです。
巨匠然とした格調高い作風よりも、
下町風情溢れるエネルギッシュで下品で暴力的で音楽鳴りっぱなし…という映画をつい期待してしまうのです。

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サポートミュージシャンに愛と関心を… 『バックコーラスの歌姫たち』

20feet from stardom

映画『バックコーラスの歌姫たち』(13)を鑑賞。
有名アーティストのライブやスタジオレコーディングでバックコーラスを務める、
「知る人ぞ知る」女性シンガーたちのドキュメンタリー映画。
(「無名の」という表現はちょっと失礼な気がするので使いたくないですね)

うちのレーベルも「ホール&オーツのバックミュージシャン」である、
エリオットさん(key)やチャーリーさん(sax)のアルバムをリリースしているので、
なかなか興味深い内容でございました。
「面白い映画」というより、いろいろ深く考えさせられる映画とでも申しましょうか。
自分が多少なりとも音楽業界で仕事をしているからというだけでなく、
一人の音楽好きのリスナーとしても、
「いい加減な気持ちで音楽聴いちゃいけないな」と改めて思った次第です。
好きなアーティストの曲を聞く時は、
バックシンガーやサポートミュージシャンの演奏もキチンと聞いて差し上げるのが、
そのアーティストへの礼儀というか何というか。

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追悼 かしぶち哲郎氏/『機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』サントラ盤

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『機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』(以下ポケ戦)。クリスマスシーズンのブログ用に寝かせておいたネタだったのに、まさかその間にかしぶち哲郎氏の訃報を聞く事になるとは…。

自分はムーンライダーズのヘビーリスナーではなかったのですが、かしぶち氏の名前は子供の頃から知っていました。
なぜならポケ戦のOVAを観ていたから。
かしぶち氏はこのシリーズの音楽(オリジナル・スコア)を担当されていました。

機動戦士ガンダム 0080 「ポケットの中の戦争」 Sound Sketch 1 – amazon
機動戦士ガンダム 0080 「ポケットの中の戦争」 Sound Sketch 2 – amazon

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