この日が来るのを20年以上待っていました…。『ブレイド』『ブレイド2』のデラックス版サウンドトラックアルバムを遂に入手。

先頃Varese Sarabande CD Clubから『ブレイド』(98)と『ブレイド2』(02)のデラックス版(拡張版)スコアアルバム発売のアナウンスがあり、即予約注文しました。

以前『ブレイド』スコア盤のLPレコードが発売になったとき「違うよ…自分が欲しいのはマーク・アイシャムの劇伴を完全収録した拡張版スコアアルバムなんだよ…」と激しく落胆したものですが、この度遂に当方の切なる願いが聞き届けられたのでありました。

Blade (Original Motion Picture Score / Deluxe Edition) – amazon music
Blade (Original Motion Picture Score / Deluxe Edition) – TOWER RECORDS

Blade (Original Motion Picture Score) – amazon music

なぜ当方がこんなにも『ブレイド』の拡張版スコアアルバムの発売を望んでいたかというと、劇場公開当時リリースされたスコア盤は収録時間が30分程度しかなかったから。「いくら劇中で歌曲を流していたとはいえ、劇伴がたった30分ということはないでしょ…」と思いました。
つまりスコア盤にはアイシャムの劇伴をほんの一部しか収録していないのではないかと。この時期のVarese盤は収録時間が30分前後のものも多かったですし。

それでは今回のデラックス・エディションのスコア盤はどうなのかと申しますと、収録時間が72分近くありました。収録曲は46曲。通常版スコアアルバムの倍以上の収録時間と6倍近い収録曲数です。

ああ、買ってよかった…。

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『マトリックス』公開25周年仕様の拡張版スコアアルバムを購入したお話。

自分は2008年にVareseからリリースになった『マトリックス』(99)のデラックス版スコアアルバムを持っているので、また新しく買う必要もないんじゃないかな…と思ったものの、逡巡の末、結局25周年記念仕様のスコアアルバムも買ってしまいました。

The Matrix (Original Motion Picture Score / 25th Anniversary Expanded Edition) – amazon music
The Matrix (Original Motion Picture Score / 25th Anniversary Expanded Edition) – TOWER RECORDS

アルバムにはドン・デイヴィスの劇伴を全18曲収録。曲数は多いものの、収録時間は44分前後でした。ブックレットはスタッフクレジットとトラックリストだけで、デイヴィスによるセルフライナーノーツや識者による音楽解説もなし。

では一体どのあたりが25周年記念仕様なのかというと、

  1. Yuko Shimizu書き下ろしのオリジナルアートワーク
  2. 収録曲はドン・デイヴィス自身が選曲
  3. 1999年リリースの通常版スコアアルバムよりは収録時間が14分長い

…とまぁこんなところでしょうか。特別仕様の割には価格が安めだったのはそういうわけかと思いました。

Yuko Shimizu女史は浮世絵とアメコミ(グラフィック・ノベル)の折衷的な画風で知られるアーティストのようです。アートワークに力を入れている点と、44分という収録時間から考察すると、今回の『マトリックス』25周年記念盤はアナログレコードでの販売を前提として作られたものと思われます。ま、当方は置き場所と予算の都合上CDで買いましたが。

The Matrix 25th Anniversary Expanded Edition<限定盤: Analog LP> – TOWER RECORDS

せっかくなので『マトリックス』スコア盤リリースの変遷を振り返っていきたいと思います。

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『サドン・デス』は初期ジョン・デブニーのアクション劇伴の傑作のひとつではないかと思う。

先頃「午後のロードショー」で『サドン・デス』(95)の放送があったとき、「あー、この映画はなんとなく観に行ったら思った以上に面白くて、映画館で続けて2回観たっけなぁ」などと在りし日を偲んでおりました。

自分が「『サドン・デス』なかなかいいぞ」と思った理由のひとつは、まずパワーズ・ブースの悪役演技が見応えあったから。
そしてもうひとつは、ジョン・デブニーの派手に鳴らすタイプのアクションスコアが見事に当方のツボにハマったからでした。

デブニーの音楽が気に入ったのに、なぜ当時の自分はサントラ盤を買わなかったのか。
たぶんまだジョン・デブニーという作曲家のことをよく知らず、サントラの購入を先送りしてしまったのだと思います。
あとはこの時期のVarese盤サントラあるあるなのですが、CDの収録時間が30分台で少なかったせいもあったたかもしれません。

通常版サントラはデジタル版で入手可能
Sudden Death (Original Motion Picture Soundtrack)

そうは言っても力作スコアであることに変わりはなく、「やっぱりサントラ買っておけばよかったな。デジタル版でもいいから買っちゃうか」などと考えていたところ、Vareseからデラックス・エディションのサントラ盤が2,000枚限定リリースになったので即オーダーしました。

Sudden Death (Deluxe Edition) – TOWER RECORDS
※デラックス・エディションのサントラはデジタル版も出てます。
Sudden Death (Original Motion Picture Soundtrack / Deluxe Edition) – amazon music

CDを外したバックインレイのトレイ側の写真がこのシーンなのもよく分かってる感じ。着ぐるみとヴァン・ダムの本気バトルは本作の見せ場のひとつでしたからね。

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坂本龍一 『侍女の物語』のサントラ盤を聴いて気がついたこと。

前回のブログの続きです。

当方が所有している『愛の悪魔/フランシス・ベイコンの歪んだ肖像』(98)と『侍女の物語』(90)のサントラ盤について、ひとつにまとめて話を書こうと思ったものの、『愛の悪魔』のお話が長くなったので二回に分けました。

今回は『侍女の物語』のサントラについて書かせて頂きます。

自分の手元にあるのは1枚目の写真のアルバムなのですが、このジャケットは輸入盤のものです。

しかしバックインレイには日本語が書かれておりまして、盤面を見ると発売元もJapan Records(徳間ジャパン/徳間コミュニケーションズ)となっておりました。ちなみに国内盤サントラのジャケ写はこれ(↓)だったようです。

「なんで自分の持っているサントラは輸入盤と国内盤がごっちゃになっているんだ?」と本気で悩みました。このサントラは中古CD店で買ったので、店頭に並んでいた時点で既に変な製品だったのだろうかとも思いました。
気になって気になってネットで情報を漁り、当時(30年近く前)のことを必死に思い出した結果、このいびつな仕様の理由が分かりました。

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坂本龍一 『愛の悪魔/フランシス・ベイコンの歪んだ肖像』のサントラ盤を聴いて思い出したこと。

先月下旬、X(旧Twitter)で坂本龍一の名前がトレンドに上がっている期間がありました。
「なぜこの時期に?」と思いましたが、どうやら教授が監修した公式楽譜集『オフィシャル・スコアブック 坂本龍一 /04』『オフィシャル・スコアブック 坂本龍一 /05』が復刻・発売になるというニュースの関係だったようです。

オフィシャル・スコアブック 坂本龍一 /04 復刻版 – TOWER RECORDS
オフィシャル・スコアブック 坂本龍一 /05 復刻版 – TOWER RECORDS

せっかく名前をSNSでお見かけしたことだし、今日は教授のサントラを聴いて過ごそうかな…と思い立ち、近頃あまり聴く機会のなかった『愛の悪魔/フランシス・ベイコンの歪んだ肖像』(98)と『侍女の物語』(90)のサントラを聴くことにしました。

曲を聴きながらそれぞれジャケットを眺めていると、「そういえば…」と気がついたこと、思い出したことがいろいろと出てまいりました。せっかくなのでブログのネタにさせて頂きます

LOVE IS THE DEVIL – Original Soundtrack Recording – amazon
LOVE IS THE DEVIL Original Soundtrack Recording – TOWER RECORDS

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