『リービング・ラスベガス』のサントラに曲を追加して曲順を変えてみた

『マッシブ・タレント』(22)日本版公式ツイッターアカウントさんが実施していた「MyBestニコケイ」の投稿で『リービング・ラスベガス』(95)についてツイートした時、久々に映画本編を鑑賞しました。


詳細なネタを含むツイートをするにあたって、うろおぼえの情報ではなく、きちんと精査した内容を投稿しようと思い、きちんと映画本編を観て、サントラ盤のブックレットもしっかり読み直したというわけです。

当然サントラ盤もざっくり聴いてからツイートしたのですが、久々にアルバムを聴いて「やっぱりいいサントラだな」と再認識しました。そして長年ほったらかしにしていたアルバム未収録曲の追加作業を行うことにした次第です。

そのアルバム未収録曲というのが、マイケル・マクドナルドによるジャッキー・ウィルソンのカヴァー”Lonely Treadrops”
マイク・フィギス監督の友人でもあるスティングがタダ同然で提供したジャズ・スタンダードのカヴァー3曲と、ドン・ヘンリーがカヴァーした”Come Rain or Come Shine”、ザ・パラディノスの”I Won’t Be Going South For A While”、ニコケイが即興的に歌った”Ridiculous”は収録しているものの、この曲だけアルバムに入っていませんでした。

ワタクシこの映画のサントラは1990年代当時もよく聴いていたのですが、その頃はインターネットもやっていなかったので、”Lonely Teardrops”が何のアルバムに収録されているか分からず、CDで聴くのは諦めておりました。そして現在に至るまでサントラに曲を補完する作業を怠っていたのでありました。

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最近買ったサントラ盤(『メイフィールドの怪人たち』拡張盤, 『氷の微笑』2枚組拡張盤)

昨年の暮れに『L.A.コンフィデンシャル』(97)と『ダブルボーダー』(87)の拡張盤サントラを買って以来、改めてジェリー・ゴールドスミスの音楽はいいなぁと思うようになり、年が明けてからまだ買っていなかったゴールドスミスの拡張盤サントラを買いました。
いずれも諸々の理由で購入を先送っていたアルバムでしたが、「いざ欲しくなった時に品切れ廃盤になっていたらマズい」というわけで購入に踏み切った次第です。

■その1:『メイフィールドの怪人たち』(89)拡張盤

ジョー・ダンテ監督、トム・ハンクス主演のホラーコメディ。
ワタクシなかなかこの作品を観る機会に恵まれず、昨年La-La Land Recordsから拡張盤がリリースになった時もすぐには買いませんでした。

しかし絶妙なタイミングでザ・シネマにて映画の放送があり、ブルース・ダーン(退役軍人のご近所さん役)が登場する度に『パットン大戦車軍団』(70)のパロディのようなエコープレックスのトランペット・ファンファーレが鳴って笑ってしまったので、これはちゃんとサントラを買ってゴールドスミスの音楽を聴いたほうがいいなと思って購入しました。

ホラー”コメディ”でありながらメインテーマはきっちりホラーな雰囲気を出しているし、パイプオルガンを使った王道サウンドもいい。そして相変わらずパーカッションやシンセで変な音を鳴らしてくれている。
こういうドタバタした映画でも本気の音楽を書き下ろしてくれるゴールドスミスは本当に素晴らしい。気心の知れた監督のためなら、たとえそれがB級映画でも全力で取り組んでくれる人だったんだなと改めて思いました。ジョー・ダンテ作品でも『グレムリン』(84)や『インナースペース』(87)など傑作スコアをたくさん作曲してましたし。

そして映画本編も予想以上に面白かった。やっぱりトム・ハンクスはスラップスティックなコメディに出ていた頃が一番輝いてたなと思います。CDトレイ部分の写真もよかった。

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『セブン』のスコア完全盤にNINの”あの曲”とデヴィッド・ボウイの”あの曲”を追加した話

ハワード・ショアのレーベル、HOWE RECORDSから発売になった『セブン』(95)のスコア完全盤サントラに、ナイン・インチ・ネイルズの”Closer (Precursor)”とデヴィッド・ボウイの”The Hearts Filthy Lesson”を追加して拡張盤サントラを自作しました。

これはコロナ禍初期のステイホーム生活中に行った作業なのですが、ブログで書いていなかった気がするので書きます。

『セブン』のサントラは映画公開当時TVT Recordsからリリースになっていて、劇中使用曲にショアのスコアを2曲(うち1曲は組曲形式)収録した、いわゆるソングコンピ盤でした。
しかし誰もが聴きたかったであろうNINのオープニング曲と、「クレジットが上から降りてくる」という印象的なエンドクレジットで流れるボウイの曲は未収録でした。よくある権利関係の都合というやつだったのでしょう。

「確かにこの曲使われてたけどさ、自分が聴きたいのはそれじゃないんだ…。それにショアのスコアももっと聴きたいんだよ…」と思いながら何年も過ごしたものです。

でもボウイとNINの曲ぐらいは自分で入手出来るんじゃないかと思い、当時高校生だった自分はゴチャゴチャしたデザインのエンドクレジット(読みにくかった…)の情報をもとに、レコードショップでお目当ての曲を探しました。

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数十年ぶりに『マーヴェリック』のスコアアルバムのことを思い出した話(そして購入した話)

WOWOWプラスで2月に『マーヴェリック』(94)を放送するとのことで、「『マーヴェリック』懐かしいなぁ。当時まったく予備知識なしで観たから、ダニー・グローヴァーが出てきた時ビックリして笑ったっけなぁ(確か音楽も一瞬だけ『リーサル・ウェポン』のフレーズが流れたような)」などと在りし日に思いを馳せてしみじみしておりました。

当時のことを思い出してみると、映画を観たあとCDショップへサントラ盤を探しに行った記憶があります。ただ店頭でたまに見かけたのはソングコンピレーション盤で、自分が探していたランディ・ニューマンのスコア盤は店頭で売られているのをまったく見かけなかった

当時はまだインターネットもなかったのに、なぜ自分は店頭でチラとも見かけなかった『マーヴェリック』のスコア盤の存在を知っていたのか。もしかしたら、東京に遊びに行った時に渋谷のタワレコあたりで製品を見かけたのに、その時は買わずに仙台に帰ってしまったのかもしれません。

その後中古CDショップや不定期に開催される中古CD・レコード市などで、『マーヴェリック』のスコア盤を探し回ったりしたものですが、ソングコンピ盤はごく稀に見かけたものの、スコア盤は全く見つからなかったので、いつしか「もういいや」と完全に入手を諦めてしまっていました。

で、WOWOWプラスで映画の放送があるということで、「そういえばスコア盤はどうなってるのかな」とネットで調べてみたところ、自分の知らない間にデジタルダウンロード版が購入可能になっていました。

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『007/トゥモロー・ネバー・ダイ』2枚組エクスパンデッド盤サントラを買いました。

La-La Land Recordsから発売になった『007/トゥモロー・ネバー・ダイ(97)の2枚組拡張盤サントラを買いました。

昨年の12月30日に発送の連絡が来たので、届くのは年明けかなと思っていたのですが、何と大晦日の午後に当方の手元に届きました。
28日くらいにはどこの会社も仕事納めになっていたし、大晦日ともなれば、さすがに運送関係の人たちも休んだり仕事をセーブしたりするだろうなと思っていたので驚きました。それと同時に、年末ギリギリまでお仕事されている配達の方をねぎらって差し上げたくて、ちょっとした御礼の品をお渡ししました。配達担当の方も喜んで下さったので、当方の謝意は伝わったと願う次第です。

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閑話休題。

『トゥモロー・ネバー・ダイ』は映画の公開当時A&Mからサントラ盤(以下”通常盤”と表記)が発売になったものの、強行スケジュールで発売したせいか、物語後半のデヴィッド・アーノルドのスコアが未収録という不完全な内容でした。
その2年後、Chapter III Recordsからアーノルドのスコアを18曲(+アーノルドへのインタビュー音声11分)を収録した拡張盤(以下”Chapter III盤”と表記)が発売になりました。こちらはVolcano Recordsから国内盤も出てました。

通常盤はアーノルドのスコアが半分くらいしか収録されていないけれども、シェリル・クロウの主題歌とk.d.ラングのエンディングテーマ(当初はこちらが主題歌になる予定だったのはつとに有名)を収録している。
一方Chapter III盤は映画後半のアーノルドのスコアを収録しているけれども、おそらく権利関係の都合で主題歌が未収録。どちらも一長一短があるサントラでした。

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