遅ればせながら、昨日やっと『ワイルド・スピード EURO MISSION』(13)を鑑賞。
『TOKYO DRIFT』(06)、『MAX』(09)、『MEGA MAX』(11)のサントラ盤ライナーノーツを担当した身としては、絶対に見ておきたい作品でございました。
何で今回はスコア盤が出ないんだ?と不思議に思っていたのですが、
音楽担当がブライアン・タイラーじゃなくてルーカス・ヴィダルだったんですね。
タイラーさんだったらVareseが放っておくわけないもんなぁ。
まぁその話は後で詳しく書くとして、まず本編を観て思った事をずらずらと。
前作『MEGA MAX』でかなり派手なカーアクションを見せてしまったので、
もうあれ以上スゴイアクションは出来ないだろうと思っていたのですが、
やりようはあるもんなんだなーと感心しました。
ロンドン市街地のカーチェイスにストリートレース、
高架道路で戦車を逆走させるイカれたカーアクション、
銃撃戦、ストリートファイト戦、サブミッション戦にタッグマッチ戦、
離陸する飛行機の中と外で繰り広げる壮絶なドツキ合い&カーアクション…と、
次から次に趣向を凝らした豪快アクションを見せてくれているではありませんか。
惜しむらくはクライマックスの滑走路アクションが、
夜間なので暗くてよく見えないところでしょうか。
『MEGA MAX』のクライマックスは陽光輝くリオの街中で暴れ回ってくれたので、
あれに比べると視認性の点でちょっと。
それにしてもこのシリーズ、見た目の派手さと豪快さとは裏腹に、
登場人物の描き込みが結構しっかりしているのがポイントだったりします。
チーム・ドミニクの面々はもちろん、サブキャラにもそれぞれ「見せ場」があるのが秀逸。
シリーズのファンがネタにしていそうな、
「そういえば前作に出てたアイツとかどうしたのかな?」みたいな脇役も、
続編でしっかり登場させてしまうのが実にニクい。
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