『セブン』の期間限定IMAX上映があるので、ハワード・ショアの劇伴とオープニング/エンディング曲についてもう少し書いてみました。

1月31日から『セブン』(95)の期間限定IMAX上映が始まるとのこと。
そして3月には『セブン<4K ULTRA HD&ブルーレイセット』が発売になるそうです。

セブン (4K ULTRA HD&ブルーレイセット) (2枚組)[4K ULTRA HD + Blu-ray] – amazon
セブン [4K Ultra HD Blu-ray Disc+Blu-ray Disc] – TOWER RECORDS

ハワード・ショアのスコアアルバムについては以前ブログでご紹介済みですが、せっかくなのでトレンドに乗ってもう少し何か書いてみたいと思います。

SEVEN: Complete Original Score (Collector’s Edition Soundtrack Album) – amazon music

実は前回のブログを書いたとき(=HOWE RECORDSから発売になったスコア盤を聴いたとき)、「このことを書こうかな、どうしようかな」と逡巡して、結局書くのを見送ったネタがありました。当方の憶測に過ぎないし、ショア本人がそう答えていたわけでもなかったので。

その一方で「もしかしたらこれは大発見かも…?」という思いもあり、ネタを眠らせておくのも勿体ない気がしました。あくまで憶測の域を出ない当方の個人的見解ということで、さらっとご高覧頂ければと思います。

それは何かと申しますと、「ジョン・ドゥのテーマ」についてです。

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逡巡の末、『地球に落ちて来た男』の2枚組CD&2枚組LPボックス・セットサウンドトラックアルバムを購入したお話。

『地球に落ちて来た男』(76)のサウンドトラックアルバムが、40年の時を経て2016年に初リリースになったとき、自分は2枚組CDのサントラを買いました。しかも国内盤ではなく輸入盤で。

地球に落ちて来た男 オリジナル・サウンドトラック(通常盤) – amazon
地球に落ちて来た男 オリジナル・サウンドトラック(通常盤) – TOWER RECORDS
THE MAN WHO FELL TO EARTH Original Motion Picture soundtrack (輸入盤) – TOWER RECORDS

当方の懐具合と仕事場の部屋面積、そしてオーディオプレーヤー環境を考えるとアナログ盤の需要はなく、この映画を観る機会にも恵まれそうにないので、曲を聴くだけならCDで充分だろうと(当時は)思ったのでした。

地球に落ちて来た男 4Kレストア 特別版 UHD+Blu-ray [Blu-ray] – amazon
地球に落ちて来た男 4Kレストア 特別版 [Blu-ray] – amazon
地球に落ちて来た男 4Kレストア 特別版 [4K Ultra HD Blu-ray Disc+Blu-ray Disc] – TOWER RECORDS
地球に落ちて来た男 4Kレストア 特別版 – TOWER RECORDS

しかし今年になって4Kレストア版のブルーレイが発売になり、「やっぱり2枚組CD&2枚組LPボックス・セットのサントラを買っておくべきだったのではないか…?」と思うようになりました。映画音楽物書きをしている自分としては、48ページのハードバック・ブックの内容が気になって仕方がなかった。

とはいえお値段が16,000円前後というのは、アナログレコードを聴かない(聴けない)環境にある自分としてはいささか厳しいな…と購入を躊躇していたところ、某ショップのワゴンセール企画でほぼ半額の8,000円台で売られているのを発見。
「これはワケあり特価とか中古盤か?」と思って詳しく調べてみたものの、どうやら未開封新品の輸入盤の模様。このチャンスを逃す手はないと即購入しました。翌週にはワゴンセールが終わっていたのか通常価格に戻っていたので、決断が早くてよかったです。。

かくして当方の手元に届いたのがこちらの製品。

地球に落ちて来た男 オリジナル・サウンドトラック<デラックス・エディション>(完全生産限定盤) – amazon
地球に落ちて来た男 オリジナル・サウンドトラック デラックス・エディション(完全生産限定盤) – TOWER RECORDS
The Man Who Fell to Earth [2CD+2LP]<限定盤> – TOWER RECORDS

特製ハードケースの中に青ジャケと赤ジャケのアナログレコード、CD2枚が収納された48ページのハードバック・ブック、そしてポスターが入っています(絵柄はハードバック・ブックのものと同一)。思った以上に重量があって、受取先のコンビニから仕事場に持ち帰るまで結構重くて大変でした。

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『セブン』のスコア完全盤にNINの”あの曲”とデヴィッド・ボウイの”あの曲”を追加した話

ハワード・ショアのレーベル、HOWE RECORDSから発売になった『セブン』(95)のスコア完全盤サントラに、ナイン・インチ・ネイルズの”Closer (Precursor)”とデヴィッド・ボウイの”The Hearts Filthy Lesson”を追加して拡張盤サントラを自作しました。

これはコロナ禍初期のステイホーム生活中に行った作業なのですが、ブログで書いていなかった気がするので書きます。

『セブン』のサントラは映画公開当時TVT Recordsからリリースになっていて、劇中使用曲にショアのスコアを2曲(うち1曲は組曲形式)収録した、いわゆるソングコンピ盤でした。
しかし誰もが聴きたかったであろうNINのオープニング曲と、「クレジットが上から降りてくる」という印象的なエンドクレジットで流れるボウイの曲は未収録でした。よくある権利関係の都合というやつだったのでしょう。

「確かにこの曲使われてたけどさ、自分が聴きたいのはそれじゃないんだ…。それにショアのスコアももっと聴きたいんだよ…」と思いながら何年も過ごしたものです。

でもボウイとNINの曲ぐらいは自分で入手出来るんじゃないかと思い、当時高校生だった自分はゴチャゴチャしたデザインのエンドクレジット(読みにくかった…)の情報をもとに、レコードショップでお目当ての曲を探しました。

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