ワタクシはレーベル業と並行して映画音楽解説も生業としておりますので、
先日のFilm Music Magazineのように、
今年のベスト・フィルムスコアを10タイトルと、
注目すべきニューカマーの作曲家を選出してみました。
なお「日本で今年劇場公開(もしくはDVD/ブルーレイリリース)になった作品」が対象なので、
中には製作年が2015年以前の映画もありますが、その点はご了承下さい。
ワタクシはレーベル業と並行して映画音楽解説も生業としておりますので、
先日のFilm Music Magazineのように、
今年のベスト・フィルムスコアを10タイトルと、
注目すべきニューカマーの作曲家を選出してみました。
なお「日本で今年劇場公開(もしくはDVD/ブルーレイリリース)になった作品」が対象なので、
中には製作年が2015年以前の映画もありますが、その点はご了承下さい。
映画音楽専門誌…というか、
映画音楽情報サイトのFilm Music Magazineが、
今年のベスト・フィルムスコアを10タイトルと、
The Runners-Upの作品を10タイトル、
注目すべきニューカマーの作曲家を選出していました。
http://www.filmmusicmag.com/?p=15503
専門サイトの作品選びというのは往々にして過度にマニアックだったり、
映画音楽通を気取った感じのものだったりもするのですが、
ここのサイトのトップ10はサントラビギナーにも優しい作品が並んでいて、
ワタクシの感覚とも割と合ってるセレクトになってましたねー。
映画の劇場公開から遅れること約2週間。
『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』(15)のサントラ盤が届いたので、8月下旬はずっとこのサントラを聴いてました。
ヒッチコキアンのデ・パルマ・タッチ全開の1作目。
ジョン・ウーが”いつものジョン・ウー”スタイルでゴリ押しした2作目。
J・J・エイブラムスが『M:I』を『エイリアス』風に料理した3作目。
ブラッド・バードが『Mr.インクレディブル』風の活劇タッチを持ち込んだ4作目。
そして70年代アクション・スリラー映画の雰囲気を持ち込んだ今回の5作目…と、
監督のカラーが如実に表れるシリーズですが、
音楽もシリーズごとに作曲家の”個性”が如実に表れていて、
これがなかなか面白い。
日本公開を待っている間に続編製作にゴーサインまで出てしまった、
キアヌ・リーヴス主演最新作『ジョン・ウィック』(14)。
劇場公開までようやく3ヶ月を切りましたが、
以前もブログでお伝えした通り、
サントラ盤はランブリング・レコーズさんから国内盤が3月末に既に発売済みなのであります。
関連記事:
『ジョン・ウィック』は10月公開だけど、それまでサントラ盤を聴いてじっと待ちましょうの巻
国内盤にライナーノーツを書かせて頂いた身と致しましては、
製品をきちんと宣伝する義務もありますし、
何より映画ファンの皆さまの『ジョン・ウィック』への関心を公開日まで維持しなければいけませんので、
そろそろ『ジョン・ウィック』のネタをまた投稿しようと思った次第です。
2回目となる今回は、
サントラ盤に楽曲を提供したアーティストをざっくりご紹介させて頂こうかなと。
ニール・ブロムカンプ監督最新作『チャッピー』(15)。
『エリジウム』(13)のライアン・アモンが音楽を担当するかも…という話も一時期ありましたが(確か2013年末頃だったと思う)、最終的にはハンス・ジマーが音楽を担当することになりました。
『エリジウム』のライアン・アモンも『第9地区』(09)のクリントン・ショーターも、オーケストラにシンセや打楽器を導入して、ブロムカンプ映画特有の混沌としたパワーを感じさせる音楽を鳴らしていましたが、今回のジマーさんは「全編シンセサイザー・サウンド」という手法で本作に挑んでおります。