Intradaから発売になった『ザ・ロック』のエクスパンデッド盤サントラを購入。

THE ROCK Original Motion Picture Score (Intrada) – TOWER RECORDS

Intradaから発売になった『ザ・ロック』(96)の拡張盤サントラを買いました。
拡張盤ということでCD2枚組。映画で使われたスコアがCD2枚にまたがって収録されていて、それだけでも大体100分くらい。
Disc 2にはそのほか別バージョンやデモバージョンのスコアを収録していて、それらを含めたトータルの収録時間は合計134分くらい。大ボリュームです。

通常盤サントラは曲順がストーリーの進行順になっていなかったのですが、今回はちゃんと進行順になっています。通常盤では14分強の曲がありましたが、拡張盤では16分強のものがあります。

ハンス・ジマーの1990年代の超人気サントラ(のひとつ)が拡張盤としてリリースされた割に、サントラリスナーの間でそれほど話題になっていないのがちょっと意外な気もします。個人的にはジマーさんの音楽が好きなら絶対買うべきアルバムではないかと思います。

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本編未見だけど『イコライザー THE FINAL』のサントラ(スコアアルバム)を購入しました

『イコライザー THE FINAL』(23)のスコアアルバムがデジタル版で発売になっていたので買ってみました。アルバムは全24曲で収録時間58分。

THE EQUALIZER 3 Original Motion Picture Soundtrack – amazon music

スコア作曲は前2作のハリー・グレッグソン=ウィリアムズからマーセロ・ザーヴォスに交代。

「何で今回はHGWじゃないの? シリーズ最終作なのに…」というお声もあるかと思いますが(自分もそう思った)、ザーヴォスのインタビュー記事などに目を通してみると、「アントワーン・フークア(監督)が”物語の舞台がアメリカ国内からイタリアに移ったので音楽もガラッと変えてみよう”と思ったからではないか」というようなことを言っていました。別にHGWの音楽が不満とか不仲になったというわけではないようです。

BROOKLYN’S FINEST Original Motion Picture Soundtrack – amazon music

ザーヴォスとフークアも秀作刑事ドラマ『クロッシング』(09)でタッグを組んで以来、『ギルティ』(21)、『The Day Sports Stood Still』(21)、『自由への道』(22)などの音楽を担当していて、デンゼル・ワシントン監督作『フェンス』(16)の音楽も担当しているので、フークア、デンゼルの二人とも納得の人選ではあったと思います。フークア的には濃密な人間描写が必要な作品ではザーヴォスを起用するという感じなのかな。『クロッシング』は以前サントラ盤に音楽解説を書かせて頂きましたし、その時ザーヴォスさんにインタビューしたこともありましたが、重厚かつ悲愴な音楽で大変よい感じでした。

EMANCIPATION Original Motion Picture Soundtrack – amazon music

FENCES Music from the Motion Picture – amazon music

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主題歌も収録!『ひつじのショーン クリスマスの冒険』のサントラ盤に音楽解説を書きました(作曲家のトム・ハウさんにインタビューもしました)

ランブリング・レコーズ様のご依頼で、日本ではテレビシリーズ3話とセットで劇場公開される『ひつじのショーン クリスマスの冒険』(21)の国内盤サントラに音楽解説を書かせて頂きました。

『ひつじのショーン ~クリスマスの冒険~』オリジナル・サウンドトラック(amazon)
『ひつじのショーン ~クリスマスの冒険~』オリジナル・サウンドトラック(TOWER RECORDS)

ワタクシは以前『映画ひつじのショーン バック・トゥ・ザ・ホーム』(15)のサントラ盤に音楽解説を書かせて頂いたので、久々にこのシリーズのお仕事が出来て嬉しかったです。ちなみに前作『ひつじのショーン UFOフィーバー!』(19)は輸入盤こそリリースされたものの、国内盤サントラが発売されませんでした。ワタクシは輸入盤をちゃんと買っていましたが。

Farmageddon: A Shaun the Sheep Movie (TOWER RECORDS)

で、今回の『クリスマスの冒険』のスコア作曲を担当したのは、『UFOフィーバー!』に続いての登板となるトム・ハウ。ハリー・グレッグソン=ウィリアムズと共同で『アーリーマン ダグと仲間のキックオフ!』(18)の音楽を担当しています。

もっとメジャーどころで言えば、『ターザン:REBORN』(16)と『ワンダーウーマン』(17)で追加音楽の作曲を担当した方です。ルパートとハリーのグレッグソン=ウィリアムズ兄弟と縁がある人ということになりますね。

そんなわけで以前から個人的に興味のある映画音楽家さんだったし、『UFOフィーバー!』の音楽も聴きごたえがあったので、ハウさんにいろいろお話を聞いてみたくなって、サントラ盤の差込解説書用にインタビューを行った次第です。

ちょうどインタビューを申し込んだ時期にNHKで『ブリティッシュ・ベイクオフ』を放送していて(今はまた『ソーイング・ビー』の放送になったけど)、あの番組の音楽をハウさんが担当していたと聞いて「絶妙なタイミングでインタビューすることになったなぁ」と思ったものです。

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6月は『アオラレ』『グリーンランド -地球最後の2日間-』『Mr.ノーバディ』でデヴィッド・バックリーのサントラ強化月間です、というお話。

ランブリング・レコーズ様のご依頼で、5/28公開の映画『アオラレ』(20)のサントラ盤に音楽解説を書かせて頂きました。
音楽担当は『エンド・オブ・ステイツ』(19)のデヴィッド・バックリー。

Angel Has Fallen (Original Motion Picture Soundtrack)

ワタクシはこの方がハリー・グレッグソン=ウィリアムズのもとで下積みしていた頃から音楽を聴いていて、初めてバックリーの名前を確認したのはHGWの『ナンバー23』(07)でした。
その後HGWとバックリーの共同名義でスコア作曲を担当した『ザ・タウン』(10)を経て、『パリより愛をこめて』(10)で初めてバックリー単独名義の作品を聴いたという流れになります(『ドラゴン・キングダム』(08)でバックリーの名前を知ったリスナーも多いと思いますが)。

From Paris with Love (Original Motion Picture Soundtrack)

そんなわけで、機会があったらバックリーさんには是非一度インタビューしてみたいなとずっと考えていたので、今回の『アオラレ』でバックリーさんご本人に詳しく話を聞くことが出来て大変嬉しかったです。
彼のコメントはBANGER!!!のコラム(下記参照)で少しだけ引用してますが、是非国内盤サントラの差込解説書にて全文をご覧頂きたいなと思います。

ラッセル・クロウがブチギレあおり運転!『アオラレ』は音楽でも“怒り”をあおり立てるサイコスリラー
https://www.banger.jp/movie/57600/

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BANGER!!!で書いた『ザ・アウトロー』の音楽コラムの補足的なお話

ムービープラスで今月(4月)も『ザ・アウトロー』(17)の放送があるということで、BANGER!!!に音楽紹介コラムを書かせて頂きました。

「ド派手アクション×シンセサウンド」の進化系『ザ・アウトロー』 ジェラバトが伝説の強盗犯に挑む! | BANGER!!!
https://www.banger.jp/movie/31541/ #BANGER

この映画については、以前当方のブログでも音楽についてあれやこれや書いていたのですが、BANGER!!!コラムに書くにはダラダラしていた部分をバッサリ削って、より深く掘り下げた音楽分析を行ってみたつもりです。

当方の過去のブログ記事はこちら。

アクション映画の音楽に新風を吹き込む、クリフ・マルティネスによる『ザ・アウトロー』のアンビエント・スコア
https://www.marigold-mu.net/blog/archives/9561

今回のブログはBANGER!!!コラムの補足ということで、『ヒート』(95)とその流れを汲む作品たちのサントラをざっくりご紹介させて頂きます。

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