週明け早々トニー・スコットが亡くなったというニュースを聞き、どうにも気が滅入って仕方がない。
「関係者でもないんだから、そこまで考え込む必要ないだろ」というお声もあるかと思いますが、ワタクシの大好きな監督のひとりだし、『ハンガー』(83)から『アンストッパブル』(10)まで監督作を全部見てきた事もあって、思い入れが深いぶん、喪失感も大きかったりするのです。
傍目にはコンスタントにヒット作を撮って、自分のスタイルを確立させて、兄弟で映画製作会社(スコット・フリー)を立ち上げて、そこでも手堅くヒット作を製作して順風満帆でやっていたように見えたのですが、きっと本人にしか分からない悩みがあったのでしょう。
たぶん、これからいろんな憶測やら情報やらが出てくると思いますが、個人的には必要以上にネタを追いかけず、あれこれ詮索しないようにしようと考えています。
そんなわけで、今回はトニー・スコット追悼の気持ちも込めて、2005年監督作品『ドミノ』のサントラを補完してみたいと思います。