『ジーサンズ はじめての強盗』のサントラから選曲のコンセプトを読み解いてみる

ランブリング・レコーズ様からのご依頼で、
『ジーサンズ はじめての強盗』(16)のサントラ盤にライナーノーツを書かせて頂きました。

アルバムは既製曲9曲+ロブ・シモンセンのスコア7曲という構成。
ランブリングさんが歌モノ多めのサントラを出すのは割と珍しいのですが、
「音楽がとてもよかったので」ということでリリースすることにしたそうです。
実際、シモンセンのスコアも既製曲の選曲も実にいい感じのサントラだったのですが。

 

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エレクトロニカ/シンセ・ポップ好きなら押さえておきたい『NERVE/ナーヴ 世界で一番危険なゲーム』のサントラ

東京都内での劇場公開から遅れること数ヶ月、先日やっと『NERVE/ナーヴ 世界で一番危険なゲーム』(16)を観ることが出来ました。

オリジナル・スコアの作曲はロブ・シモンセン。
ワタクシは以前『二ツ星の料理人』(15)のスコア盤にライナーノーツを書かせて頂きましたが、もともとシモンセンの音楽には以前から関心がございまして、今回も映画を観るより先にamazonでアルバムを試聴したところ、音楽があまりにもカッコよかったので、試聴した次の瞬間にはサントラをダウンロード購入しておりました(CDリリースされなかったのでデジタルダウンロードで購入)。

Nerve (Original Motion Picture Soundtrack) – amazon mp3

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2016年のごく私的サントラ・トップ10を選んだら、原稿締め切り日の朝みたいになっちまったの巻

今年も残すところあと僅かということで、
サントラブログの締めくくり的なネタを投稿させて頂きたいと思います。
なおブログタイトルの元ネタは、ボビー・ギレスピー選曲のコンピ盤のアレです。

映画音楽ライターであるところのワタクシが選ぶ、
ごく私的な音楽のよかった今年の映画(=サントラ盤)10選ということで、
「今年」というのをどう定義すべきか毎年悩むのですが、
「2016年に日本で公開になった映画」
…とさせて頂きたいと思います。
それゆえ海外では2015年公開だった作品が入っていたり、
逆に海外では今年公開されたけど、
日本では来年公開の映画は入っていなかったりしますが、
その点は何卒ご了承下さい。

 

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映画『二ツ星の料理人』で使われた曲をまとめてご紹介しますの巻

Burnt(Score)

明日から『二ツ星の料理人』(15)が公開になりますが、
ロブ・シモンセンのオリジナル・スコアを収録したサントラ盤(スコア盤)がランブリング・レコーズさんから発売中ということで、
まずはこちらを是非ぜひよろしくお願い致します。
(僭越ながらワタクシがライナーノーツを担当させて頂きました)

そしてこの映画、
シモンセンのスコアの他にもオサレな既製曲が何曲が使われております。
しかし編集で苦労したのか、
あるいは監督があまり音楽にこだわりがなかったのか、
既製曲は「劇中で何となくバックで流れている」程度だったり、
「あれ?ここで切っちゃうの?」というぐらい数十秒しか流れなかったりして、
オサレな曲を使っている割にあまり印象に残らないのであります。
まぁ結果としてシモンセンのスコアの存在感が際立ったので、
個人的にはそれはそれでオッケー!…ではあるのですが。

とはいえ、曲単体として聴くとどれも名曲揃いなので、
この場を借りてご紹介していこうかなと思ったりなんかするわけです。

 

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優雅でポップでメロディアス、隠し味にはちょっとした緊張感。 映画『二ツ星の料理人』の音楽

Burnt(Score)

ワタクシ今の仕事を10年以上やっておりますが、ブラッドリー・クーパー主演作のサントラの仕事をしたことがなくて、いつかやってみたいなーと常々思っていたのですが、念願叶って『BURNT』こと『二ツ星の料理人』(15)のサントラ盤(スコア盤)にライナーノーツを書かせて頂くことになりました。

映画のあらすじを簡単にご紹介しますと、過去にトラブルを起こして料理界から姿を消した天才シェフのアダム・ジョーンズ(ブラッドリー・クーパー)が、今度こそ悲願の「ミシュランの三ツ星」を獲得してやると心に誓い、過去の悪習慣を一切断ってロンドンのホテルレストランで再起を図るというお話。

 

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