『リミット・オブ・アサシン』サントラ盤でタイラー・ベイツが奏でるユニークな音の正体はコレです、という話。

ランブリング・レコーズ様からのご依頼で、
『リミット・オブ・アサシン』(17)のサントラ盤にライナーノーツを書かせて頂きました。

音楽担当は『デッドプール2』(18)も好評な売れっ子タイラー・ベイツ。
そしてエンディングテーマ”God’s Gonna Cut You Down”を歌うのはあのマリリン・マンソン。
前回のブログではマンソンの曲についてあれこれ書かせて頂きました。

その前回のブログの中でも申し上げた通り、
『リミット・オブ・アサシン』の音楽についてはライナーノーツでほとんど書き尽くしてしまったため、
ブログ用のボツネタもほとんど残っていません。。
しかしサントラ盤のPRのためにももう少し何か書かなきゃイカンだろうということで、
何とかネタを絞り出してサントラ盤の聴きどころをご紹介致します。

前述のデップー2を筆頭に、
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズなど、
大作映画のフルオケ音楽を作曲する機会が多いベイツさんですが、
今回の『リミット・オブ・アサシン』は低予算アクション映画ということで、
シンセサイザーのサンプリング音源がメイン。
そこにエキゾチックな歌唱を聞かせるソロ・ボーカリストとパーカッショニスト、ベイツ自らもギターヴァイオルで参加という感じの構成になってます。

で、そのベイツさんが弾いているギターヴァイオルが本盤の聴きどころとなっているのです。

 

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『リミット・オブ・アサシン』のサントラ盤にマリリン・マンソンのエンディングテーマが収録できた理由

ランブリング・レコーズ様からのご依頼で、
『リミット・オブ・アサシン』(17)のサントラ盤にライナーノーツを書かせて頂きました。

『ジョン・ウィック』製作チームのアクション映画ということで、
この映画も「ナメてた相手が実は凄腕の殺し屋だった」系のストーリーなのですが、
いやーーー面白かったですねコレ。
映画の劇場公開規模がそれほど大きくないと聞いてワタクシ心配していたのですが、
規模はどうあれアクション映画としては大変よく出来ておりまして、
ワタクシ、サントラ盤ライナーノーツ執筆の仕事があったとはいえ、
面白すぎて映画本編を6回ほど繰り返して観てしまいました。

トラヴィス・コンラッド(イーサン・ホーク)の哀愁漂う姿。
そのトラヴィスの元傭兵仲間ジム(ポール・アンダーソン)との微妙な距離感で保たれた男の友情。
傷心のトラヴィスを支える義父フランク(ルトガー・ハウアー)の”タダのオヤジじゃない”感。
情など微塵も持ってなさそうな組織の元締め(リアム・カニンガム)の冷血漢っぷり。

皆さんいい味を出しているんですよ、これが。

音楽担当はタイラー・ベイツ。
6月はちょうど『デッドプール2』(18)も日本公開になっているので、
ちょっとした「タイラー・ベイツ強化月間」ですねー。

ワタクシこの映画が好きすぎて、
そしてタイラー・ベイツさんの音楽も好きすぎて、
『リミット・オブ・アサシン』の音楽についてはライナーノーツでほとんど書き尽くしてしまったため、
ブログ用に温存しているネタもほとんど残っていなかったりします。

そこで字数の都合上ライナーノーツで書き切れなかった、
マリリン・マンソンのエンディングテーマについて少し書かせて頂きたいと思います。

 

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『デッドプール2』のサントラはなぜスコア盤にも「ペアレンタル・アドバイザリー」マークが印刷されているのか


『デッドプール2』(18)は前作に引き続き日本盤サントラがリリースされると聞き、
「デップー続編の音楽ってタイラー・ベイツさんでしょ?あーあ、ライナーノーツを書きたかったなぁ…」と思ったのですが、
よく調べてみたら日本盤がリリースになるのはソング・コンピレーション盤のほうで、スコア盤は輸入盤のみらしい、ということが分かりました。
(前作は1枚のアルバムにスコアと歌モノの両方が収録されてたのですが)

このジャケットがソング・コンピレーション盤。

ライナーノーツが書けなかったというよりも、
そもそもスコア盤が日本盤として出なかったわけで、
何だかホッとしたような、
でもスコア盤の不遇な扱いが悲しいような、
複雑な心境になってしまいました。

もっとも、ワタクシはベイツさんの『リミット・オブ・アサシン』(17)のサントラ盤ライナーノーツを書かせて頂いたので、まぁいいかという感じではありますが。

さて『デップー2』のサントラ盤に話を戻しますと、
スコア盤のジャケ写を見たら、
インスト曲だけのはずなのに「PARENTAL ADVISORY: EXPLICIT CONTENT」の警告マークが印刷されてまして、
「スコア盤にも何かヤバい歌詞のヒップホップとかロックの歌モノが入ってるのかな?」と思ったのですが、そうじゃなかった。

 

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『ジョン・ウィック:チャプター2』雑感(音楽とかキャラ設定とか世界観などについていろいろ)

遅ればせながら先日『ジョン・ウィック:チャプター2』(17)を観て参りまして、
2年ぶりにジョンのブギーマンっぷりを楽しませて頂いたのですが、
まぁやっぱり1作目のほうが面白かったなーというか、
続編を観て「1作目は奇跡の完成度だったんだなぁ」と再認識させられた次第です。

ワタクシ「今度は世界が舞台だ!」みたいな続編の展開があまり好きではなくて、
今回「ローマが舞台になる」と聞いた時にちょっとイヤな予感がしていたのですが、
やはりというか何というか、
映画をスケールアップさせた結果、
前作でタイトにまとまっていた設定や世界観が微妙に壊れてしまった気がしてならないのです。。

 

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おかげさまで10周年。言うなれば「マリーゴールドミュージック ディケイド」

もうブログタイトルそのまんまなのですが、
おかげさまで弊社も今週で10周年を迎えることが出来ました。

レーベルを起業して最初の5年は長く感じられましたが、
その後の5年はあっという間というか、
忙しく仕事していて「気がついたら10年目になっていた」という感じです。

 

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