THE BEATNIKS(高橋幸宏+鈴木慶一)の10年振りのニューアルバム『LAST TRAIN TO EXITOWN』を聞いてます。
何だかamazonのレビューが賛否真っ二つに分かれていて、否定派の意見が手厳しいのがミョーに気になる。個人的には結構いいアルバムなんじゃないかと思うのですが、ダメですか?
THE BEATNIKS(高橋幸宏+鈴木慶一)の10年振りのニューアルバム『LAST TRAIN TO EXITOWN』を聞いてます。
何だかamazonのレビューが賛否真っ二つに分かれていて、否定派の意見が手厳しいのがミョーに気になる。個人的には結構いいアルバムなんじゃないかと思うのですが、ダメですか?
先日ブログに書いたアメリカの中間選挙ですが、共和党から立候補したリンダ・マクマホン女史は落選したそうです。民主党が大敗したと報道される中で負けちゃうあたりが何ともWWEっぽいなーという感じなのですが、まぁ今後はWWEもあまり政治には手を出さず、エンターテインメントとボランティア活動に絞って活動していって頂きたいと思います。
それはさておき、先日のシャルロット・ゲンズブールに続いて、11/3に東京国際フォーラムで開催されたpupaのライブ”dreaming 6 pupas”に行ってきました。
2008年のpupaのライブに2回行ってるし、去年は幸宏さんのソロライブ(@SHIBUYA-AX)にも行っているので、割と頻繁かつコンスタントにpupaの皆さんの演奏を聴いているのですが、何度見ても飽きません。いやー今回もいいライブでした。
先頃の『Page By Page』リリース時に、「高橋幸宏FAIR 2009 DVD全員プレセントキャンペーン」
という企画をやっていたのですが、その時にEMIミュージック・ジャパンから送ってもらった幸宏さんの
PV集『A La Vie Prochaine』を今頃になってようやく鑑賞。
このDVDは1990年にレーザーディスクとVHSでリリースされたPV集のDVD化作品で、自分も当時
VHS版を買ったクチです。もっとも、当時はあまりこのビデオを見た記憶がないのですが、多分90年
当時はこの作品集の良さを理解するには幼すぎたのでしょう。何たって中学生でしたから。
・・・というわけで、改めて本編を見てみると、お洒落でいい作品だなーと今更のように思ってしまうの
でした。特に”X’ MAS DAY IN THE NEXT LIFE”のPVはモノクロの色味や構成がクロード・ルルー
シュの映画っぽくてグッと来ますな。実際、”FOREVER BURSTING INTO FLAME”のPVはドー
ヴィル海岸で撮ってますし。
幸宏さんのエッセイ集「ヒトデの休日」によると、”X’ MAS DAY…”のPVはサン・ラザール駅でゲリラ
撮影を敢行したとの事。ちなみにフランスでのPV撮影は、現地の日本人コーディネーターの仕切りが
悪くていろいろ大変だったそうで、同エッセイ集にもあれやこれやと舞台裏の事が書いてありました。
ま、この時期の幸宏さんのエッセイは文体が椎名誠調で、書いてある事も脚色している可能性が
あるので、真偽の程は定かではありませんが。
今夜のBGMは『BROADCAST FROM HEAVEN』で決まり・・・かな。
・・・というわけで、幸宏さんのライヴを観て参りました。
前回のPUPAライヴは渋谷C.C.レモンホールだったのに、ナゼに今回はSHIBUYA-AX?
と思ったのですが、幸宏さん曰く「誰が言ったのか誕生日にライヴをやろうという事になり、
6月6日に取れる会場がココしかなかった」との事でした。
「窮屈な思いをさせてしまって申し訳ありません」というような事を言っていたので、
本当はもう少し大きいハコで演りたかったのかもしれません。個人的には2時間以上
立ち見するのはちょっとツラかったです・・・。
ま、それはさておき。今回のOUT OF HEREは『BLUE MOON BLUE』、『Floating Pupa』に
続く「高橋幸宏・エレクトロニカ3部作」の最新ライヴだったわけですが、予想以上に生音率の
高い内容で、「ドラマー・高橋幸宏」を思う存分堪能出来る素晴らしい内容でした。
当日は1曲目(初お披露目曲?)のインスト・ナンバーから、幸宏さんと千住宗臣さん
(元Boredoms)のツインドラムで聴かせる聴かせる。新旧痩身ドラマー2人が織りなす
タイトでグルーヴィーなリズムが最高に気持ちよかったです。
また、今回はLITTLE CREATURESの鈴木正人さんがベーシストを務めておりまして、
『BLUE MOON BLUE』やPUPAのライヴの時に足りなかった「生ベースのうねり」が
加わった事によって、リズムがとてもフィジカルなものになっていたのもポイントです。
(PUPAの時は細野さんがゲスト出演した回もありましたが)
その結果、オリジナル・アルバムに収録されている曲も、今回のライヴでは全く違う顔を
見せているんですね。テクノ/エレクトロニカ系のライヴというより、もはやロックバンドの
ライヴではないか、と思ったぐらいです。
中でも幸宏さん&千住さんのツイン・ドラムが炸裂した”Atomic Chicken Dog”のカッコ
よさは抜群。テクノとロックとファンクの要素が融合した、最高にイカすインスト・チューンに
生まれ変わってました。Yeah!(例のかけ声)
小山田さんのノイジーなギターが唸る”Emerger”もよかったです。この曲の背景の
ビジュアル(担当は伊瀬聖子女史)もなかなかオシャレでした。
既にあちこちで公開されてますが、当日のセットリストは下記の通り。
01: Unknown (Instrumental)
02: You’ve Got To Hide Your Love Away
03: The Muse
04: The Words
05: Lay My Love
06: I Like The Wright Brothers, But No Airplanes
07: Emerger (with 小山田圭吾)
08: Out of Here (with 小山田圭吾)
09: Atomic Chicken Dog (with 小山田圭吾)
10: Indefinable Point
11: Blue Moon Blue
12: Everybody Had A Hard Year
13: My Favorite Hat
14: Scary World Theory (with Valerie Trabeljahr)
15: Out There (with Valerie Trabeljahr)
16: Meteor Rain -Leonids on the morning of November 17th-
(with Valerie Trabeljahr)
— Encore (Part 1)–
17: Happy Birthday (誕生日祝いのひとコマ)
18: Still Walking To The Beat -GND Remix- (with 小山田圭吾)
19: Where Are You Heading To
— Encore (Part 2)–
20: What The World Needs Now Is Love
— Ending (End Credits)–
Valerie
うーん、セットリストを見るだけで当日のナイスな演奏が頭の中に蘇ってきます。
アンコールの”What the world needs now is love”も、『A Night in the Next Life』の時は
アンプラグドな感じのシブーいアレンジでしたが、今回は後半からツインドラムになる粋な
アレンジで、元気ハツラツという感じでした。
今回のライヴで改めて思ったのは、最近の幸宏さんは歳を重ねる毎に若々しくなって
いるなぁ、という事でした(日本語的にかなりヘンな表現ですが)。
音楽的なアプローチはもちろんの事、ドラムを叩く機会も増えているし、若い世代のアー
ティスト(堀江さん/権藤さん/高田さんのPUPA組とか)とも親交を深めているし、何だか
すごく活き活きしているような気がするのです。途中でコンタクトがズレても、そのまま
ライヴを続行した男気もグッと来ました(「単に直す時間がなかっただけ」説もありますが)。
今回、仕事の都合などでライヴに行けなかった方は、7月のFUJI ROCK FESTIVAL ’09や
8月のWORLD HAPPINESS 2009をご覧になる事をオススメします。
きっと見に行って損はしないハズ。
週末は高橋幸宏さんのライヴ”OUT OF HERE”(at SHIBUYA-AX)に行って参りますので、
誠に勝手ではございますが、6日・7日のレーベル業務はお休みさせて頂きます。
月曜には業務再開しますので、しばしお待ち下さい。
というわけで、本日は幸宏さんのニューアルバム『Page by Page』から名曲「The Words」の
PVをお送りします。当日もどんなステージになるのか楽しみです。
それにしても、日本でも(というかJ SPORTSで)早いとこ『WWE Superstars』を放送して
くれないもんでしょうか。
スーパースター同士の抗争がまるまる一回ぶんカットされるので、ストーリーは消化不良に
なるわ、何だか損した気分になるわでロクな事がないのですが。
ダメモトでJ SPORTSにリクエストしてみようかな。ま、相手にされないと思いますが。