カーズ2(音楽について)

cars 2

今回の『カーズ2』(11)は個人的にイマイチ乗り切れなかったわけですが(前回のブログ参照)、それは映画を見る前に聞いたサントラ盤がなかなかイイ出来だったから。音楽の良さに期待を膨らませすぎた分、本編でのメーターの想像以上のジャージャー・ビンクスっぷりにガッカリ来てしまったと。

というわけで、本日はサントラ盤の事をダラダラと。今回のアルバムも前作同様「歌モノ+オリジナルスコア」という構成で、歌モノ5曲にスコアが21曲の全26曲収録。

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カーズ2(映画について)

うーん、今回はメーター(おとぼけオンボロレッカー車)が主役なのね・・・。『カーズ2』というより、メーターが主役のスピンオフ映画と言った方がいいかもしれませぬ。

前作『カーズ』(06)では助演キャラだったので、メーターの自覚のないトラブルメーカー&空気の読めなさっぷりもギリギリ許容範囲だったのですが、今回はほとんど主役級の扱いなのでおバカっぷりもパワーアップ(泣)。最初から最後までトンチンカンな言動を繰り返すし、正直見ていてツラかった・・・。劇中、マックィーンが「僕はメーターにひどい事を言ってしまった」と後悔するシーンがありましたが、少なくとも日本のパーティーのシーンで彼が言ってた事は正論じゃないかと思うけどなぁ。

メーターに感情移入できないのは自分が屈折しているせいだろうか?と思ったものの、メーターをジャージャー・ビンクスと評した感想を結構見かけたので、まぁ自然な反応なのかな、と思った次第。どうもアメリカ人は「自覚のないおバカキャラ」を面白がる傾向があるらしい。ジャージャー(ま、コイツはSWファンに嫌われましたが)とかアダム・サンドラーとか、日本人にはチト笑えない芸風かと。

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HGUCジム改 スタンダードカラー&ボール改修型が届いた

GM TYPE C 01

先日プレミアム・バンダイのwebサイトで予約注文したHGUC ジム改(スタンダードカラー)とボール改修型のセットが届きました。送料・代引手数料込みで2,940円。

このキット、予約しようかどうしようか悩んだのですが、以前ROBOT魂のD型ジェガンをオーダーし損ねて死ぬほど後悔したので、今回は本能のおもむくままに注文しちゃいました。

GM TYPE C 02

で、いざキットを手に取ってみて思ったのが、「ジム改のスタンダードカラーってこんな色だったんだな」という事。『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』のOVAを見た限りでは、もっと白ベースの機体だと思っていたのですが、こちらのキットの形成色はまんまノーマルジム(ペイルグリーンに赤)でした。ちょっと意外。

恐らく商品価値としては同梱のボール改修型のほうが高いのかもしれません。

先週購入したジムIIIもいい出来だったし、今後HGUCジェスタも発売予定らしいので、ジムマニアには嬉しい下半期になりそうです。

 

CM PUNK RULES!!

「あれはガチなのか台本通りなのか」と物議を醸しているCMパンクの言動ですが、RAW #946の発言も凄かった。

「リング上でのCMパンクとビンス(団体)との公開契約交渉」という形で話が進んだわけですが、何か最初からアヤしい雲行きだった。一応、ある程度のストーリーの流れは打ち合わせていたとは思うのですが、途中のビンスへの嫌味とか辛辣なトークの部分はかなりパンクのアドリブが入っているような気がしたし、ビンスも何度か素の表情になってたような気がする(予定外の事を言われたのか、本気で機嫌が悪そうだった場面も・・・)。これ、もし100%演技だったとしたら大したもんだと思う。

パンクはかなり危険なネタをポンポン投下しつつ(ロック絡みのネタとか、「あの男の死」とか、ハンターさんの映画『The Chaperone』がコケた話とか)20分近く喋っていたと思うのですが、ダレ場が全くないし、観客の心をガッチリ掴んでるし、主張が理路整然としていて筋が通っているので、思わず聞き入ってしまった。ここ数年のシナ中心のストーリー展開とか、グッズの過剰宣伝とか、WWEのtwitter / facebookへのしつこい勧誘とかに辟易していたので(HBKが自分の出演するリアリティ番組の宣伝に来た時は正直萎えた)、パンクのどの発言を聞いても「よくぞ言ってくれました!」という感じだった。自分は「弱者」でシナは「強者」(=体制側の人間)と言い切ったところもスゴい。

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完全なる報復 / Law Abiding Citizen

law abiding citizen

暴漢に妻子を殺された男クライド(ジェラルド・バトラー)が、復讐の鬼と化す社会派アクション・サスペンス映画。

とは言っても、殺人犯2人組への復讐は映画が始まって26分くらいで完遂してしまうので、本題はそのあと。クライドは主犯格の男を司法取引で減刑させたエリート検事ニック(ジェイミー・フォックス)と裁判関係者、そして矛盾だらけのアメリカの司法制度に対しても、私財をなげうった10年がかりの壮絶な報復を実行していきます。この報復計画ってのがかなり壮大なので、いささか現実味にかける気がしないでもない。

ジョン・グリシャム原作の映画とかだったら、もっと社会派的な視点からドラマを描くと思うのですが、何しろ監督が『ミニミニ大作戦』、『ブルドッグ』(共に03)のF・ゲイリー・グレイで、脚本が『リベリオン』(02)のガン=カタ・マスター、カート・ウィマーなので、中盤以降の展開は完全にバイオレンス・アクション。バトラーの『300』(07)や『GAMER』(09)仕込みのスパルタンな処刑っぷりが堪能出来ます(1箇所本気でビックリさせたれた処刑描写があった:笑)。ムショの中にいるクライドがなぜ大がかりな復讐計画を実行出来るのか、というのがミソなわけですが、ネタバレは無粋なので詳しくは割愛。いろいろ推測しながら本編をご覧になってみて下さい。

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